「年が越せない」

「年が越せない」という表現について。

新しいお仕事をはじめて3週間。
職場のあちこちで「このままじゃ年が越せない」「年が越せるかどうかわからない」などという表現を耳にした。

なにそれ?
今年の流行語なの?
それとも毎年この時期に流行るの?

考えてみたら、年末に日本の職場に在籍しているなんてかなり久しぶりのことなのだ。
アメリカ暮らしをはじめてから何度かは一時帰国を利用して働いていたけど、あれはいつも夏だったからな。

そもそも「年が越せない」ってどういうこと?
特に何もしなくたって、時間は順調に過ぎていき、12月の31日分が終われば、誰でも年は越せるよ?…とは、さすがの私も日本語ネイティブなので思わないけど、試しに検索したら、同じような疑問を持った人が質問サイトにいた(参照)。

「新たな気持ちで、大きな心配や不安なく、新しい年を迎えられない、という意味」
「支払いができないと、お正月の準備の購入もできないので、年が越せない」
ふむ。なるほど。
年越しの借金があっては、お正月を楽しめないってことか。

ただ、今の職場にこれは当てはまらないんだな。
お金の話じゃないとすると、どういう意味なんだろう。

ちなみにこの「年が越せない」を英語に訳すとどうなるのかな、と辞書を引いてみたら、思わぬヒントを得た。

「年が越せる」主な英訳
to able to enter the New Year (i.e. have work finished、debts paid、etc.)
出典:Weblio和英辞書

ははぁ。
「年が越せない」=「仕事が終わらない」ってことなのか。
なるほどねぇ。

でも、だとしても疑問は残る。
この職場は全員がとても忙しく、仕事は、よく知らないけどたぶん何年も先までずっと埋まっている。
仮にこの職場の仕事がすっきり全部終わるようなことがあったら、日本はエライことになる。
仕事が残り、翌月に持ち越すのは何も12月に限ったことではない。

あの「年が越せない」は、いったいどういう意味なんだろう。
そして、言われた私はどういう返事をするのが正解なんだろう。
「いや、越せますよ」とか「越しましょう!」とかは違うんだろうな。
とはいえ、「そうですか。じゃ、2019年のまま、どうぞごゆっくり」はさらに違うだろうな。

というわけで、ひとまず「お疲れさまですー」という魔法の言葉で乗り切っている。
合ってるかどうかは、わからない。

ちなみに、10年ぐらい前に「忙しい」を辞めた私は、あと22時間ぐらいしたら普通にひらりと年を越してみせます。

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