Quarter Rolls

銀行の窓口で、異文化体験。

車の中と洗濯用品置き場にずっと放置していたクオーター(25セント硬貨)をいよいよ片づけることにした。
その昔、アメリカにはクオーターでないとできないことがいろいろあったのじゃよ。
たとえばパーキングメーター。
たとえばコインランドリー。
そのため、アメリカの家庭にはクオーターを貯めておくボトルが普通にあったもんなのじゃ。
私は現金を使うことがほとんどなく、日常生活でコインをもらうことがないので、クオーターが少なくなってくるとわざわざ銀行へ行って、両替をしてもらっていた。
「$10.00 QUARTERS」と書かれた紙に包まれた、筒状のクオーターをボトルに向かってズザザッと出すのはちょっとした快感だった。

いまや世の中はすっかり電子化され、クオーターの出番はなくなった。
で、うちには残ったクオーターが何年も放置されていたというわけ。
デポジットのついでに、重い腰を上げ、重いボトルを連れて行くことにした。

窓口のおねえさんに紙幣とボトルを渡すと、紙幣数え機を操作しながら「ボトルの中身は何?」と聞かれた。
「硬貨です」と答えると、「受け取れない」。
なーにーぃー?
今そこで紙幣を数えてるじゃん。
それの硬貨版の、スーパーにある、あのジャラジャラッと入れて計算するやつ、ないの?

「全部クオーターで、合計金額はわかってるんだけど…」と言うと、「筒にしてある?」と聞かれた。
筒になってれば受け取ってくれるんだって。
知らなかった。

で、あのおなじみの「$10.00 QUARTERS」と書かれた Wrapper をもらって、窓口で地道に詰めることに。
初めてやってみると、最初の1枚にちょっとコツが要ることがわかった。
1枚めさえちゃんと入れば、2枚め以降はスルスル行ける。
「だいたいの高さか重さまで入れたら、10ドルになるようになってんのかな」と思ってテキトーに詰めていたら、おねえさんに「自分で数えなきゃダメだよ」と注意され、やり直しになった。
日本人だったら、Wrapper の内側に「ここまで」って線を入れとくだろうね。
幸い銀行は空いていて、見かねたおねえさんも機嫌がよかったので手伝ってくれた。
ちなみに私が詰めたロールの中身を銀行側が数えることはなさそう。
考えてみたら、私も両替してもらったクオーターは「ボトルにズザザ」だったわけだから、実際10ドルだったかどうかなんてわかんないよね。
“偽札ババ抜き”のある国(参照)で、そんなとこだけきっちりしてるわけないか。

というわけで、最初で最後のクオーター詰める体験。
世の中まだまだ知らないことあるよね、って話。

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