年下の、アジア系の友達に教わったこと。
Sと弟が、いかにもアジアな、磯の香りがするおやつを食べていた。
日本人の目には、ビールのおつまみに見える。
「それなあに?」と聞くと、「タコとお魚」と答えた。
同じクラスの、同じ国のお友達のお母さんにもらったんだって。
「タコの足は何本か知ってる?」と聞くと、「知らない」。
あら?そう?
「タコを見たことある?」と聞くと、「ない」。
あらら。
絵本や図鑑で見ていそうだけど、あの生き物と、このおやつの原材料とがつながってないのかな。
「タコの足は8本だよ」という答えに続いて、英語のセンセイらしく「octo-」の説明をしようかと思ったら、即座に「じゃあクモと一緒?」と返ってきた。
私が「ん?クモの足はもっと多いんじゃなかった?」と言うと、Sの母が「もっと少ないかと思った」。
大人たちの知識があやふやなのを受けて、Sは「ハロウィンのときに作ったもん」と言う。
なるほど、じゃそれが正解っぽいな。
「Sが正しいかも。ママもおばちゃんも知らないから、調べて、今度おしえてね」と言うと、「うん、わかった!」とのお返事。
赤ちゃんの頃から知っているSが素直な良い子に育ってて、しかも知的な会話ができるようになっていることに感動する。
とはいえ、今度いつ会うかわかんないから、おばちゃんはこっそりググっちゃった。
ほー、まさにその、足が8本であることこそが昆虫と節足動物との分かれ目なのか。
勉強になりました。