11月22日を、いい夫婦たちと過ごす。
いや、「いい夫婦の日」じゃなくてサンクスギビングだった。
ホストのご夫妻 M&N、その長年のお友達 K&A、大学院仲間のY&D、実はご近所の K&S、遠くから K&S。
そしてその子どもたち。
午後1時半。気温は余裕で氷点下。
雪は減り、空は明るく、道は空いていて快適なドライブだった。
T家は目的地周辺になってから、いつも「どこだっけ?」と思うんだけど、車がいっぱい停まっているのが目印になった。
玄関前で、偶然にも何か取りに出てきたKさんと、いつぶりなのかわからないぐらい久しぶりの再会。
ドアを開けると、Kさんと遊んでいたYが笑顔いっぱいで走ってきた。
Sさんは「いらっしゃーい」って、もうすっかりここんちの嫁みたい。
キッチンのカウンターには、ごちそうがずらりと並び、すでに2つのテーブルでディナーが始まっていた。
ホストのMさんに手土産を渡すと、味見をしてから「おいしい。誰にも見せない」と戸棚に隠されてしまった。
ここで年中行事のときにしかお目にかからないKさんには「あんた、ちゃんと生きてた?」と言われた。
どこかで呼ばれた気がしてキョロキョロすると、床にSさんが座っていた。
寝起きでぐずっているKちゃんとははじめまして。
すっかり大きくなったYくんは、もちろん私のことを覚えてはいなかったけど、すぐ打ち解けた。
日本語がペラペラだった。
畳のコーナーでディナーをいただいていると、Yたちが到着。
玄関へお出迎えに行くと、名札係のYがSにビッグハグをしているので、「あれ、君たち会ったことある?」と聞いたら「No」だった。
Yの妹Yとははじめまして。
どの人といつどうやって知り合い、何を一緒にしたとか、どこへ行ったとか説明しながら、芋づる式に記憶が引き出される。
「本当に私は長いこといるんだなぁ」と、うんざり+がっかりするけどね。
ま、しょうがない。
それにしても、知り合いゼロで始まったこの地で、いろんな人と思い出を語り合うことができるばかりか、私が紹介した人同士が再会を喜び合い、また新しい出会いが生まれているのを目撃するのは実に感慨深い。
大事な友人たちの子どもが集まってもちゃもちゃ遊んでる動画なんて、うれしくて何度も見ちゃう。
普段はあんまり思わないけど、全員が英語しゃべれるってやっぱり便利だな。
つなぐって、いい役目だな。