ワークショップ×2、終了。
反省と課題。
去年夏に始めたワークショップは、毎回どこかに新しいことが加わって、進化し続けている。
ま、失敗したり参加者からご提案をいただいたりするから、次の回にそれを反映させようと思うと自然とそうなるってだけのことだけどね。
今回は主に募集面での改善で、日本のLabor Thanksgiving Day と、アメリカのThanksgiving Day を利用して、それぞれ祝日の朝、平日の夜に参加してもらえるように組んでみた。
早めに告知を始め、SNSや告知サイトなどに厚かましく貼ったりしてみた。
実は今回を最後に、もうワークショップはやめようかなとも思っていた。
当日は私も楽しいし、やるのは全然いいんだけど、なにしろ告知や宣伝が苦手すぎてしんどいので、イヤになってきたのだ。
で、最終回ならちょっとがんばって、告知もグイグイやって、早朝でも連チャンでも開催して、有終の美を飾ろうと考えた。
ま、思ったとおりにはならないもんでね。
過去の参加者や、今回都合がつかなかった人たち、今回の参加者たちから「またの機会を楽しみにしてます」「続けてください」「友人に勧めておきます」などと言われる。
密かに最終回を企んでいたのがなぜか伝わって、みなさんがどこかでつながって、共謀してるのかしら。
だとしても、ま、しょうがないか。
不思議な“声”の言うことは聞くタイプなので、じゃ、その方向で考えます。
次回があるとするなら、今回の実施を踏まえた、考えるべきポイントは2つ。
「接続・環境の改善」と、「翻訳か英語学習か問題」。
A日程はとにかくネット接続が過去最悪だった。
声が伸びたり途切れたり、ある人の声が特定の人にだけ聞こえない、常に誰かが落ちたりフリーズしたりして、バタついていた。
その最悪な環境の中でも、それぞれに最大限実りのある経験をしてもらうべく、なるべく平常心を装い、個別に対応できるところは対応してみたが、しょせん私の小さな前頭葉にできる範囲でのこと。
終了後に実施記録をまとめながら、「もっと落ち着いていたら、こうできたのに」「あれを言えばよかった」「ここ、すっかり忘れてた」などがボロボロ見つかり、ひとり大反省会。
もちろん接続や機器のことは完全にコントロールできないし、そんな回でも終始ほぼ問題なくつながっている人もいるわけなので、なんとも言えないところはある。
実際、B日程では1人も、一度も落ちたりフリーズしたりすることもなかったので、時間帯にもよるかもしれない。
無料のワークショップでこれ以上は望めない、という視点もあるかもしれない。
でも、そこがバタバタするとどうしても参加者全員の集中力を欠くし、なによりも私がテンパるので、ぜひともなんとか良くしたい。
そして「翻訳か英語学習か問題」。
複数の参加者から「英語というより翻訳を学ぶ感じだった」というご意見があった。
「本日のTalk」のせいもあり、参加者の英語力、興味関心によるところもあり、確かに今回はそういう雰囲気が感じられたが、その流れに任せてしまったのがよかったのかどうかは考えどころ。
私は翻訳のプロではないので、翻訳を教える気は毛頭ないのだが、だとしたら、参加者に「どっちなの?」と思わせるようなことがないよう、もっと明確に「英語学習」に特化した持っていき方があったかもしれないと思う。
一方で、意見を書いてもらうのは終了直後~フィードバックが届く前なので、このタイミングで感じることと、フィードバックを読んだ後で感じることには違いがあるかもしれないとも思う。
それにしても、特筆すべきは参加者のみなさんの素晴らしさ。
時間どおりにそろい、不具合には自主的に対処法を考え、他の人がつながりやすいようにカメラやマイクをオフにするなど協力し、質問や発言も積極的にでき、休憩中や終了後も作業を続ける。
放っておいても初めて会った者同士の対話が生まれ、私の何気ない一言を拾って持ち帰ってくれる。
なんて出来がいいの。
なんなの、キミたちは。
どこかで訓練を受けた役者のグループかなんかなの?
それで「楽しかった」「勉強になった」とか、ありがたい感想(参照)をくれるけどさ。
そりゃキミたちが勝手に学んだからじゃんよ。
そんなこんなで、どうやら次回に続く。