続・Facebook 語

「Like」的な、新しく追加された“反応”の名称について。

他の人の投稿などに対して反応する方法として、Facebook はずっと「Like」一本でやっていた。
が、「それではたとえば訃報に使えない」など、ユーザーから不満の声があがっていた。
で、要望に応じて新たな“反応”が加わった。

先月下旬から使えるようになった“反応”は以下の6種類(参照)。
Like, Love, Haha, Wow, Sad, Angry

私自身は絵文字、顔文字、スタンプの類を好まないので、これらを活用する予定はない。
どうでもいい。
が、気になることが。

この6つ、品詞で分けるとこんな感じ。
動詞または名詞:Like, Love, Wow
感動詞:Haha, Wow
形容詞:Sad, Angry

バラバラなのは、ま、感覚的な産物なんだろうからいいとして。
気になったのは、日本語で言うところの「『いいね』する」に当たる行為を、この新しい“反応”ではどう表現するか。

Facebook が一般に広まり、“Please ‘Like’ us.”や“Thanks for liking.”のような表現を特に説明する必要がなくなってきた。
いまや動詞の「Like」が「『いいね』する」の意味であることは辞書類にも載っている(参照1 参照2)。

では新しく追加された“反応”ではどうか。
試しに押してみると、それぞれ「Like」と同じように「Love」「Haha」「Wow」「Sad」「Angry」という言葉が“反応”した後に残るようになっている。
これらの行為は「『Love』する」「『Haha』する」などと呼ばれることになりそうな気がする。
だとすると、“I’m Hahaing.” “He sads it.” “You angried at it.” のように新しい動詞が出てくるのかな。

では、いったん出したこれらの“反応”を引っ込める行為はどうか。
「『いいね』と思ったけどやめた」に当たる動きは、英語では「Unlike」、日本語では「『いいね』を取り消す」と呼ばれてきた(参照)。
これに則ると、新しい“反応”はそれぞれ、英語なら「Un-」、日本語なら「『~』を取り消す」となるだろう。

まぁ日本語の方はそれで問題ないとして。
英語の方、どうよ?
動詞の3つはいいとして、残りの3つ。
「Unhaha」って言葉が生まれてくるかな。
「Unsad」(参照)「Unangry」(参照)に動詞の意味が加わるかな。

すべてはこれらの“反応”が今後ユーザーに支持されるかどうか、機能として定着するかどうかにかかっている。
注目していこう。

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