街からイチゴが消えた。
私は一年中、毎朝イチゴを食べる。
スーパーのイチゴ売り場には常時だいたい30パックぐらいが山積みになっていて、私はなるべくつぶれていないものを選んで買う。
特価になっていることもちょくちょくあって、そうなると別途棚が設けられ、大量のパックが積み上げられる。
ところが。
そのイチゴ売り場がからっぽ。
あるのは「天候と供給の諸問題により、イチゴが非常に入荷しにくい状況です」という張り紙のみ。
この手の張り紙は卵や牛乳の売り場ではときどき見るけど、イチゴでは珍しい。
私が知る限り、もう3週間ほどそんな状態。
ネット上で拾える情報によると、どうやらこれは全国的なもののようだ(参照1 参照2 参照3)。
寒さと雨の影響でカリフォルニア産がダメらしい。
Thanksgiving 前のスーパーはいつもといろんな事情が違うだろうから、ちょっと期待して、いつものスーパーに行ってみた。
おぉぉ。
5パックぐらい、並んでいた。
張り紙はあいかわらずはってある。
で、迷う。
別にイチゴ食べなくても生きていけるんだしね。
他の果物にしとけばいいんだしね。
他に私よりもっとイチゴを必要としてる人がいるかもしれないしね。
牛乳や卵に張り紙が出ているときはいつもそう思って買うのを控える。
いくら算数に弱い私でも、パックが普段よりあからさまに小さくなってるってことは割高なのだということぐらいはわかる。
が。
ごめん、1パックだけ。
大事に食べるから許して。
思い切ってカゴに入れる。
そして翌朝から、ありがたくいただいている。
でもやっぱりどこか少し後ろめたい。
今度からはもうやめよう。
張り紙があるときには買わない。
ちなみに12月になったらフロリダ産が出てくるから、需要・供給バランスは正常に戻るらしい。
早く気兼ねなく買えるようになっとくれ。