おにいちゃん

友人の赤ちゃんに、ようやく会わせてもらえた。

友人Yの次男として先月生まれたJ。
アメリカでは生まれたてでも外へ連れ出したり、他人が抱っこしたりキスしたりしても平気、という人が多いが、Yは長男のとき同様、今回も生後4週間は他人との接触をなるべく控えていた。
で、5週目の今週、ようやくお許しが出て会いに行けた。

ちなみにアメリカにも「3週間は控えて」と言う医師はいるし、自主的に「数週間は控える」という母親も結構いる。
一方、日本では「欧米のママはこう!」みたいな感じで、生まれたての赤ちゃんを連れ出す母親が増えているらしい。
これもまた、情報が輸入されるときの作法として独特なところが出てるなぁと思う。
ま、でもそのあたりの関係者は敵に回すと怖いので、黙って見守ろう。

それはともかく。
赤ちゃんは、もう、それはそれはかわいかった。
ニヤニヤしながら寝顔を見ていると、Yに「飽きない?こっちでお茶飲もうよ」と言われた。
この会話、長男Sのときもあったよね(参照)。

Yの肝っ玉な出産前後の話とともに、今日はデイケアに預けてあって不在の長男Sの様子を聞く。
Sはママのおなかが目立つようになってから毎日おなかにキスをしていた。
でも実際に弟がこの世に現れるということがどこまで理解できていたかはわからない。
「おにいちゃんになったって、わかってるみたい?」と聞くと「うん、結構わかってるみたい」とY。
とにかく赤ちゃんにキスしたいみたいで、咳が出る日に「ダメ!」って言っても、こっそりキスしに行っちゃったりしてたんだってさ。
ミルクをあげたがったりもしてるらしい(できないけど)。

へー、よかったね。
赤ちゃん返りしちゃう子もいるっていうじゃん?と言うと、Yは「それがいちばん心配だったから、作戦を立てた」と言う。

まずは次男が生まれる1ヶ月ほど前から「おにいちゃんになった」という意味の絵本を何度も読み聞かせた。
絵本は弟が家にやってきて、自分はおにいちゃんになって、ママのお手伝いもがんばるぞ、みたいな内容らしい。

そして次男が生まれた日、パパが長男を病院へ連れてきて初めてのご対面をするときに合わせてプレゼントを用意していた。
長男が大好きなミニカーの豪華なセット。
それを、「弟からのプレゼントだよ」と言って渡した。
長男は大喜び。
それから1週間、初日ほど豪華ではないが、毎日「弟からおにいちゃんへプレゼント」を続けた。
Yは「長男の赤ちゃん返り防止策」を探していたときに、先輩ママからこのアイディアを伝授してもらったらしい。

Yは「何が功を奏したかは、結局わかんないけどね」と言う。
長男Sはもともと優しい子だから、絵本やプレゼントがなくても、弟思いのおにいちゃんになっていたかもしれない。
でも、何がどうでも、生まれたての弟からプレゼントってのがとっても素敵。
じーん。

「ずっと家に閉じ込められてて、おかしくなりそう」とか、「女の子が希望だったのに、男2人ってあり得ない」とか、「1人でじゅうぶん大変なのに、なんで2人目を生むことにしたんだか」とか、あいかわらず悪態つくけど、Yは本当に良いおかあさんだなぁと、しみじみ思う。
この人は本当に強くて、賢くて、ごくごく自然に幸せを大きく育てていく力を備えている。
すごい人だ。

で、うっかりおしゃべりが止まらなくなって、気づいたら長男を迎えに行く時間を少し過ぎてしまっていた。
おにいちゃん、ごめんよー。

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