長く踏みとどまっていた葉が、今日は一挙にざくざく落ちてきた。
今年の紅葉は色が鮮やかで、なんだか長持ちしてるようだった。
先月、出遅れたと思って紅葉の中をお散歩したのだが(参照)意外なことに、それから2週間ほど経った今もまだ結構葉っぱが残っている。
紅葉が美しく色づくためには、冷え込み・湿度・日光が必要らしいが(参照1 参照2)、紅葉が長持ちする条件はよくわからない。
暖かかったり湿度があったり風が少なかったり、そのあたりのことかしらね。
それでも今日はとうとう葉が落ち始めた。
というか、ここまで持ちこたえていたがために、今日は今までになくまとめて落ちてる感じがした。
風が吹くと、ズァザザザザーッと重い枝が揺れ、大きな葉が大量に降ってくる。
「土砂降り」とか「滝のように」とかしか浮かばないけど、やっぱりそれじゃ合わないよね。
この葉っぱの力強い、見事な落ちっぷり、乾いた音を立てて見る見る積もっていく様子をとらえる表現はあるのかしら。
キッチンに立っているとたっぷりの光を背景に、落ち葉のシルエットが上から下へ流れていく。
さては、クリスマス時期のSaks Fifthのパクリだな。
うちの庭は朝のうち落ち葉集めをしていたけど、途中でやめたみたい。
「今日は集めても集めても、キリがない」ってことなのかしら。
明日は落ち葉の山がいくつもできそうだよ。
外に出ると、秋晴れのお手本のような素晴らしいお天気。
あえて悪く言えばスタジオのセットのようなわざとらしさ。
「作り物みたい」ってのは褒め言葉だっけね。
「そんな色の空、あるかよ」ってぐらいのきれいな青色で
でっかい国のでっかい空が、どこまでも澄みきっていた。
そこへ黄色、オレンジ、赤。
さらには日差し。
すっかり丸くなったリスたちがふさふさのしっぽを振って走り回っている。
この景色を見ながら、イライラしたりクヨクヨしたりすることって可能なのかしら。
私は自然にさほど興味がないけど、ここでこうして穏やかに暮らせていることに、この景色が無関係のはずはないと思う。
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