Belated

氷点下は思ったよりずっと寒かった。
そして紅葉はすっかり終盤に差し掛かっていた。

月曜の朝。
ブラインドを開け、朝日がまぶしいなぁと思ったら、庭の芝が白く光っていた。
おぉぉ、霜が降りてる。
そして、週末のメンテナンスが休みの間に積もった落ち葉がたっぷり。
久しぶりにカメラを持ってお散歩する気になった。

太陽の角度が変わらないうちに。
霜が消えてしまわないうちに。
葉っぱ掃除が来ないうちに。
ヒートテックとセーターをぱぱっと着て、私にしては珍しく、あわただしく外へ出た。

建物のドアを開けたとき、ちょっと寒い気はしたんだけどさ。
ま、大丈夫かなと思ってそのまま出たんだよね。
庭を一周するだけだし、なにしろ時間との戦いだし。
行っちゃえ、と。

いやぁ。
氷点下って、寒いのね。
指先がしびれ、耳の感覚がなくなってから、ナメてたことに気づいた。
10年暮らしてて、いいかげん覚えないもんかね。
春と夏を経たぐらいで、そこまでキレイに忘れるかね。
出勤前に車の霜を落としてる人たちはダウンとか着てるじゃん。
セーターだけって。
世間知らずぅ。

そんなわけで、いまいち集中できない状態だったが、そのままお散歩を敢行。
案の定、写真はそわそわした出来になったが、これは芸術ではなく、私についての記録だからいいのだ。

真冬ほどのしっかりしたボディを持たない霜は丸くてちっちゃくて、今にも露になってしまいそうだった。
空は雲ひとつない、澄んだ青色。
朝日がカッキーンと容赦なく照らしてくるのは、木々がもうほとんどの葉を落としているからだった。
鮮やかに色づいた葉をふさふさ蓄えているかと思ったら、すでに枝がかなりむき出しになっていて、それぞれの木の足元に葉っぱのスカートが広がっていた。
あれ、もうそんな感じだっけ?
「遅っせーよ」と言われている気がした。

窓から眺めたり、出かけるときに通りすがったりはしていても、ぜんぜん見えていなかった。
目が開いていなかった。
感覚が閉じていた。
時の流れについていけてなかった。
行き当たりばったりが過ぎた。

諸々、もっとしっかりしなくちゃなぁ。
反省。

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