PhD なMOOC の今週のテーマは「Frustration」。
特にWriting についてのFrustration だというので、てっきり「またサボった」「まだ書けない」「これしか書けてない」「こんなのしか書けない」というようなことかと思っていた。
いわゆるWriter’s block(参照)系のこと。
「これまた得意なテーマが来たね」と思っていた。
が、始まってみたらちょっと違った。
「自分の書いたものについてSupervisor がつけたフィードバックに対するFrustration」だって。
んんー。
ピンと来ない。
うちの師匠のフィードバックは口頭が多いせいかな。
私が性格的にカチンと来ることが少ないからかな。
Proposal では何度も書き直しになり、しんどかったけど、フィードバックによって凹むことはあってもFrustration はなかったなぁ。
というわけで、みんなのやり取りを傍観。
で、わかったこと。
・世の中にはフィードバックが下手なSupervisor が結構いる。
・その原因は Curse of knowledge(参照)やCurse of expertise(参照)かも。
確かに、コミュニケーション学側のP師匠にはこの要素がある。
彼女は自分のすごさが全然わかっていないので、学生が彼女の思考についていけない理由がわからない。
知らないうちに学生を問い詰めてしまい、学生が泣き始めてビックリするという人だ。
たまたま私はそういう反応をしないけど、彼女のフィードバックにFrustration を感じる人はいるんだろうな。
そう考えると、言語学側のK師匠がこれに当てはまらないのは、彼が「偉いだろ、エッヘン」タイプだからのような気がする。
彼は気が短く、すぐ頭に血が上るし、部屋は散らかり放題だけど、研究内容となるとものすごくマメで緻密になる。
講義や講演で「黙って聞かせる」のが好きだから解説がうまいし、さすがに第二言語や学習者のことを知っている人だけあって、フィードバックの際には私が納得するまで、懇切丁寧に説明してくれる。
ふむ。
なるほど。