超いまさらだけど、「ボールがバウンドする」の「バウンド」って何?
日本語の辞書を引くと、
バウンド(bound)
[名](スル)ボールなどがはずむこと。はねかえること。(参照)
ってなことが、しれっと書いてある。
英和の辞書を引くと、
bound(2)
1. 〈ボールなどが〉はずむ,はね返る,バウンドする.(参照)
ってなことが、これまたしれっと書いてある。
英語の辞書を引いても、
bound(2)
2. to rebound, as a ball; bounce:(参照)
ってなことが、やっぱりしれっと書いてある。
「”bound”と”bounce”はどう違うか?」と聞くと、「同じ」と言う人もいれば、「”bound”は誤用」と言う人もいるし、「弾む回数の違い」と言う人がいるかと思えば、「垂直と水平の違い」と言う人もいるし、「上から下か、下から上かの違い」と言う人もいる(参照1 参照2)。
2語を比較したページもあるが(参照)、”bound”の「(2)」ではなく「(1)」が並べられているあたり、質問の意図が伝わっていない。
野球における「イレギュラーバウンド」(参照)や「ノーバウンド」(参照)は、日本語であることが明記されている。
「ワンバン」「ノーバン」は大阪弁なんだってさ(参照)。
バウンドテニスというスポーツの「バウンド」は「テニスでバウンドするのは普通じゃん」というツッコミに備えてか、「コートのことですよ」と説明されていたり(参照1 参照2)、「弾むこと+コート」のシャレ(?)と説明されていたり(参照)。
ちなみにテニスにおける「ノーバン」は「ボレー」と呼ばれ、同じようなことがラケットではなく手で行われる「バレー(ボール)」とは完全に区別されている。
“Bound Ball”というスポーツを紹介している人はボールが弾むことを終始”bounce”と言っている(参照)。
このスポーツは、少なくともネット上では”Bounce Volleyball”と呼ばれるほうが一般的みたい(参照)。
あるテレビ番組のアトラクションである「バウンドホッケー」(参照)は、おそらくAir hockey(エアホッケー)を元に何かがどうにかなってそう名づけられたのだろう。
そして料理の世界には「バウンドケーキ」なる、弾むような食感と無関係じゃなさそうな名前のお菓子が(参照)。
さすが。
しっくり来るのはこの“知恵袋”なやりとりかなぁ(参照)。
奇しくも質問者は日本人っぽいよね。
以上。
あとはよろしく。