ワークショップ実施

ワークショップをやってみた。

いくら考えていても、実際にやってみないとわからないので、とりあえずやってみることにした。
で、急な呼びかけにも関わらず、数的にもキャラ的にもちょうどいい感じで協力者が集まり、第1回のテスト開催を実現することができた。

あいかわらずの“マニュアル人間”(参照)なので、前日までと当日の開始までに準備することや運営上の注意事項、盛り込みたいポイント、頭の中にあるワークショップの流れを、時間配分しながら並べ、書き出しておいた。

で、当日、2時間。
終わって、激凹み、猛反省。
うぅぅ。

今回は特に新たなプラットフォームを試してみるというのが大きなポイントだったのだが、これが失敗だった。
操作に手間どったり、まごついたりする中で、私が迷子になったり、用意していたものを見失ったり。
機能的に、できると思っていたことができなかったり。

今回の参加者にはあらかじめ、「私がアイディアをテストするのにお付き合いいただきたい。ぶっつけ本番なので不手際や不具合はありきで。グダグダ・もたもたするのは覚悟して、ユルめに」と依頼してあった。
だから皆さん、気長に待ってくださったり、一緒に解決法を探してくださったり。

でもやはり、そのためにみなさんの貴重な時間を使ってしまうのはあまりにももったいなかった。
参加者のためではなく、私のための会になってしまった気がして、申し訳なさでいっぱい。
プラットフォームの練習を積んでから、同じメンバーでもう一回、最初からやり直しさせてほしいよ。

マニュアルを見返しても、手順として削れるところは特にないので、計画に無理があったわけではない。
やはり敗因は不手際による時間ロス。
あぁぁ。

ワークショップのメインである体験とディスカッションについては(時間は足りなくなっちゃったけど)スムーズに進み、想定どおり、あるいは期待以上の動きが観察できた。
学習者のつまづき、迷い、勘違い、巧くやっているところ、さらに学習者間での個性や実力差が、アルタイムで、如実に現れる現場を目撃。
これ、先生やコーチなど、指導する側の人たちに伝えたいなぁ。

参加者本人たちも自分のクセや英語力、日本語力、迷いやごまかしを目の当たりにして、新鮮な驚きがあった様子。
文法、語彙とも、時間の都合で1つずつしか取り上げられなかったけど、「気づき」を起こすことができたと思う。
モヤモヤが晴れたとき特有の、学習者のあの表情は、にとってなによりのご褒美。

そしてディスカッションを通じて、他の人も同じところで同じように迷ったということを知ったり、他の人がどういう思考をたどったか、そこに表れる個性の違い、お互いの良さを取り入れて、それぞれが自分のバランスを整える…というふうに、いちおう、持っていけたように思う。

でもなぁ。
前半でロスしてしまった時間を後半に回せたら、もっともっといろんな展開が生まれたのになぁ。
はぁぁ。

私が激凹み、猛反省している中、届いた参加者アンケートには「楽しかった」「学習意欲が高まった」「他の人に勧めたい」「実践的かつ知識も得られて一石二鳥」「英語のレベルに関わらず、学べるところが多いと思う」など、ありがたいお言葉ばかり。
みんな、やさしいなぁ。

心配していた「事前の案内と実際の内容の相違」についても、ほぼ全員「合っていた」との回答。
ほ。

ひとまず、方向性として間違ってなさそうなことがわかってよかった。
が、一方で運営面での宿題どっさり。
みなさんのご協力を無駄にしないよう、今回の経験をしっかり踏まえ、次回につなげたい。

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