NYPD

ニューヨーク市北部のInwood 地区でワニが出たんだってさ。

大都会ニューヨークにはときどき野生動物が現れてニュースになる。
4月には南の方でコヨーテが現れたけど(参照1 参照2)、今度はワニだって(参照)。

で、その目撃情報や警察からの速報がツイッターで流れていたんだけど、警察のツイートがなかなかおしゃれ。
“alligator”(アリゲーター、アメリカワニ)が出たという警察からの速報に対し、ある市民が「(”alligator”じゃなくて)”crocodile”じゃないかしら」とツイートしたところ、

Oh, ok. Then it makes much more sense that he’d be on 9th. That’s more of a crocodile hangout than an alligator spot…thx (参照

「ワニがNYCの路上を横断してた…って、えぇ?何なに?」というツイートに対しては、

I heard he couldn’t get a cab. And he wasn’t thrilled with Uber either… (参照)(※ヒント

うふふ。
もちろん市民たちからも「最高!」「爆笑!」との反応が続々。

こういうジョークが成り立つのも、絶対的な権威であるアメリカの警察の威圧感が日常にあればこそ。
笑いの鉄則である「緊張と緩和」よね。
日頃からやさしくて親切な“おまわりさん”が同じことを言おうもんなら、その上に立っている(つもりの)市民から「公務員が何をふざけたことを言っておる!」とお叱りを受けちゃうだろうね。

で、まぁアメリカ人たちの脳裏には、お決まりのオヤジギャグが浮かぶ。
“See you later alligator.”
“After while crocodile.”
最近のNHK ならこれくらい言っても叱られなくなってるのかな。

いろんな意味で、異文化ネタの宝庫みたいなニュースだった。
このニュースからESLの授業でも作ろうと思ったら、10回分ぐらい、簡単にできちゃうな。

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