アメリカでお米を保存するコツ。
私はお米をペットボトルに入れて、冷蔵庫で保存している。
アメリカ広しと言えど、こんなことをやってる人はなかなかいないだろうなぁと思いつつ、でもあのアメリカサイズのでっかい袋のお米を買って、週に1回ぐらいしかごはんを炊かない消費ペースの人はいったいどうやってお米を保存しているんだろうとも思う。
ひょっとしたらどこかで誰かのお役に立つかもしれないから、私が長年の経験からもっとも良いと思われる方法を以下に記しておく。
日本から持ってこなきゃいけないものがいろいろあるけど、一度そろえておくとずっと便利。
[用意するもの]
・お米 15lb/6.81kg ×1袋
・日本の2リットルのペットボトル×4本 ※形・大きさとも日本のがベスト。できれば一昔前の、分厚いタイプ。
・ろうと ※うちにあるのは岩崎工業製(参照)の直径11cmのもの。
・濃い色の紙 ※表面がツルツルしていない、しっかり目で厚すぎないものがよい。
・カップ ※私はアメリカ製250ml の計量カップを使用。
・ペットボトル洗いビーンズ(参照)
[手順]
①紙を敷いた上にペットボトルを立て、口にろうとを差し込む。
②お米をカップ1杯ずつすくって、ろうとに入れる。
③お米がなくなるまで②を繰り返す。
④冷蔵庫に入れて保存する。
⑤ペットボトルが空いたら、ビーンズを入れて洗う。
…と、書いてみるとあまりの単純さにめまいがするが、この単純な手順を編み出すまでの道のりは意外と長かった。
まず①の紙を敷くことを、最初のうちは思いつかなかった。
うちはカーペット敷きなので、作業中にお米がこぼれると音もしないし、埋もれてしまって見つけにくい。
紙を敷いておけば、こぼれた分は最後にまとめてろうとへ流し込むだけ。
さらに長いこと白い紙を使っていて米粒が同化しちゃってたのだが、ある時いただいた和菓子の包装紙が濃い緑色だったので、それに変えたら見やすくなった。
そして②は、ごく最近まで気づかなかったこと。
ずっとお米の袋から直接ろうとへ流し込んでいたのだ。
なにしろ6.81kgなので持ち上げるのは大変だし、勢いがつきすぎてこぼれちゃったり、ちょうどよいところで止まらなかったりと、バタついていた。
米袋の切り方を工夫して、なるべく小さく開けてくちばし状にしたりしていたが、そんなことより、ガバッと開いてカップを使う方がずっと良いと気づいたときは感動すら覚えたものだ。
カップで小分けにすると、直接流すより多少時間がかかるが、こぼれた米粒を拾うことを思うと、うんと効率がよく、トータルの作業時間が短縮できるようになった。
⑤は最近いただいたもの。
空になったペットボトルの内部は静電気で細かな米のカスがくっついてしまうのだが、この「ビーンズ」でシャカシャカやると、簡単にキレイになる。
ちなみにアメリカサイズの冷蔵庫は収納力がハンパない。
普段づかいの1ガロンの水や半ガロンの牛乳が入っていて、時には大型の野菜や果物、お鍋などが入ることもあるが、常時2リットルのペットボトルが4本並んでいても全然平気。
痛くもかゆくもない。
お試しあれ。