TED トークの教育的利用についての講座、修了。
全体として、課題もディスカッションも軽めで、生活に支障をきたすことなく、サラッと受講できた。
オンラインの講座といえば大学院の、修士レベル以上のコースしか受けたことがなかったので、それくらいのDemanding さを想像していたのだなぁと、コースが始まってから気づいた。
その感じで臨むと、コースの構成や課題の質にしても、受講生への期待値にしても、拍子抜けすることになる。
まぁ社会人講座だと思えば、こんなもんか。
これがMOOC というものの平均的な特徴なのかどうか、なにぶんまだ1個目なので判断できないが、Prerequisite もなく、無料で、誰でも受けられるとなると、こんな感じにしか、やりようがないかなぁと思う。
講師は2人で手分けして採点や対応をしていたが、これもあんまり厳密にはできないよね。
(講師が所属する大学のコースと並行させているようだが、そちらの学生向けには課題の量も内容も変えてある様子。)
MOOC の受講生は無限に増える可能性がある一方で、いつの間にかドロップしてしまう可能性もあるわけなので、緩めにせざるを得ない。
たとえばグループワークとか、やりたくてもできないだろうし、イザコザが起きると収拾がつかないだろうから、なるべく穏便にさくさく進めたいというのもあるだろう。
とりあえず登録だけしておいて受講しない人が多いのはまぁ当然のことだろうが、やる気がある人の取りこぼしも結構ありそうだなと思った。
たぶん受講率や修了率には興味がないんだろうけど、もし率を上げようと思ったら工夫のしどころはたくさんありそう。
このコースに関して、私の負担が軽くて済んだのは、翻訳およびコーディネータの立場で既にトークを見ていたというのと、レッスンプランを書き慣れているのと、日頃から授業に使うアイディアが貯まっていたためだろう。
コースでは講師からもクラスメートからもTEDトークが山ほど紹介されるので、それらをいちいち見ていたら、時間がいくらあっても足りない。
今回の受講で良かったのは、自分の授業アイディアにフィードバックをもらえたこと、TED-Ed の作り方を学んだこと、TED関連のリソースを広く知ることができたこと。
リソースについては、忘れそうだから、以下にまとめて貼っておこう。
TED.com
TED-Ed
TED Quotes
TEDx event
TED Mobile
TED Books
TEDiSUB
TogetherTalks
TEDICT
TED Radio Hour
特に英語教育的には、上記TEDICT の他、TEDxESL とか、使えそうなサイトを発見した。
日本に住んでいる人向けにはTEDee とかもね。
これらのツールを、今後私が積極的に使うかどうかは…うーん、まぁ追々考えるとして。
いずれにしても、必要な情報を得る良い機会になった。