Language Coordinator

TED 翻訳チームのLanguage Coordinator をやってみることにした。

Language Coordinator (LC) は、翻訳を公開前に最終チェックしたり、翻訳チーム内のマネージメントをしたり、翻訳者たちからの質問に答えたりする仕事。

どこにそんな時間があるのかは不明だけど、お話をいただいたことは光栄だし、LC が足りていない雰囲気も感じてはいたのでお受けすることにした。
時間のことは、まぁ何とかなるでしょう。

ひとつ気がかりだったのは私の翻訳作品数の少なさ。
私よりずっと多くの貢献をしているベテラン翻訳者を差し置いてLC になるのはいかがなものかと思ったのだが、相談したLC の先輩方に背中を押され、そのあたりもあまり気にせずやってみることにした。
ただの自己満足と割り切ってやっていた翻訳が、私の知らないところで評価されていたというのも嬉しかった。

で、日本語的には「僭越ながら、謹んで」、英語的には「私に任せなさい」な、2言語の文化に即した手続きを経て、無事LC への“昇格”が認められた。

で、入ってから気づいたのだが、LC の業務には他言語のLC たちとの連携も含まれるらしい。
そりゃそうか。
日本語チーム内のことしか想定してなかった。
世間知らずぅ。

というわけで、各言語チームをまとめるLC たちが所属しているチームに自動的に加入することになり、世界中に点在するLC たちからいろんな言語で歓迎していただいた。

なるほど。
ボランティア精神があり、複数言語を自在かつ高度に操り、チーム内外の調整など、言語やコミュニケーションに長け、情報に敏感でオンラインでのフットワークが軽く、TED で紹介される最先端技術や最新研究や様々なものの見方に興味がある人たちと、思いがけず一挙につながりができたわけか。
これ、かなりラッキーじゃない?
何かおもしろいことが起きるかも。

いやぁ、わかんないもんだね。
ありがたいことです。

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