年賀状の売り上げ増に向けて、いろいろがんばっているようだけど。
丸投げ(参照)とかスマホで簡単とか、販売促進のため(参照)とか家族の絆(参照)とか、動画(参照)とか写真印刷(参照)とか、飲料や映画や漫画やレンタルや通販と絡めたり(参照)とか。
一部は予想を上回る人気で、12/25現在、「印刷工場にて昼夜問わずの稼働にて対応を行って」るんだって。
お客様の声を聞き、他の会社とコラボして…って、まぁ企業努力はいいけどね。
なーんだかなぁ。
もしツッコミの持ち数が1しかなかったら、私は「ちゃんと」のところで使っておこうと思う。
「ちゃんと年賀状。ちゃんと大人。」
「この世界で生き抜いていくためには年賀状は絶対出しておいた方がいい」
この流れから、『“年賀状”にみる年収と出世に関する調査レポート』(参照)が話題になり、「年賀状を送っている人は平均年収が140万円高く、出世が早い!」というヘッドラインがネット上を駆け巡る。
このやり方は「英語ができないと乗り遅れますよ」「そんな英語じゃ通じませんよ」「笑われますよ」「恥ずかしいですよ」などと同じ、不安をあおる商法につながりやすい。
不安な国民たちには確かに良く効いちゃうんだけど、公共性の高い会社は気をつけた方がいい。
ちなみに、そういうやり方で英語を売る人を、私は教育者ではないと思う。
私が“年賀状売り上げ増プロジェクト”に加担していたら何を考えるかな。
とりあえずそもそも論として、「年賀状という文化は今までのように大きな規模で存続することが望ましいのか?現実的なのか?」という議論から始めるだろう。
いくら予算が潤沢にあっても、人脈やネームバリューが使い放題でも、無駄なコラボはしないだろう。
そのへんが、「なんだかなぁ」と感じる理由なんだろうな。
キャンペーンの方向性として、昨今の、空前の外国から褒められたいブームは使うかも。
北欧のどっかの、おじいちゃんと孫がさ、暖炉の前でさ、しゃべってる、みたいな。
「日本という国にはね、お正月に年賀状というカードを送る、素晴らしい習慣があるんだよ」、みたいな。
日本人、好きそうじゃない?
ふふふ。