日本人勉強会

100人ぐらいの日本人に次々と会って、1日じゅう日本語を話す。

NYCの日本人がらみの勉強会がたまたま同じ日に重なった。
先のことはわからないので、行けるときには行っとこうの精神で行ってみた。

まずはランチ。
気が置けない友人たちとの再会…ではあるのだけど、メンバーがメンバーなので、結局は勉強会の前哨戦のようなトークになってしまった。
アメリカの研究職の就職活動、西海岸の生活事情、日本の仕事の遅さ、的外れっぷり、教育の問題、など。

で、勉強会・その1。
日本のあるトップ企業の、『IR (Investor Relations: 投資家向け広報) の裏話』。
IR概説、日米比較、日本でのIRの遅れ、細かい話が得意で大局を見るのが苦手な文化、など。

勉強会・その2。
オペラ歌手による『オペラ入門』。
鑑賞のポイント、各国オペラ座比較、日本で芸術が発展しにくい理由、教育者の不足、日本人が海外留学せざるを得ない事情、など。

勉強会・その3。
政治哲学者が教える『人文・社会科学研究の売り方』。
非アカデミック読者向けの書き方、一般メディアを利用する意味、研究環境、教育事情の日英米比較、日本の的外れっぷり、“日本語版”のクオリティの低さ、日本語サイトの読者がつくる独特の文化、など。

どこへ行っても「日本に対するダメ出し」。
やっぱりね。
聴衆やディスカッション参加者たちの見解も同じ。
彼らには怒りも憂いもない。
あきらめて、静観している。
「残念だけど、仕方がない」。
そして私も、その論調に違和感を抱かない。
どうやら私の日本カブレはすっかり薄れたようだ。

この優秀な人たちの多くは、日本に帰らない。
帰るのは省庁や大企業から来ている人たち。
ま、しょうがない。

深夜の帰宅。
知的にはおなかいっぱいだけど、実際にはおなかがすいたので、夜食。

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