秋は掃除の季節。
これからどんどん寒くなって、窓を開けておける時間が短くなるからね。
他にやることがある時ほど、それと関係ないことがしたくなるSelf-handicapping (参照)の仕業だと言われれば、反論のしようがない。
私は潔癖ではないので、汚れていても気にならない時は気にならないのだが、気になってしまうと放置して暮らすことができない。
今日はたまたま光の都合でコンロ周りの油汚れが目に入ってしまった。
五徳もキャップも、小皿みたいなフタも、縦に長ーい汁受け皿も外して丸洗い。
そしてレンジフード、天板、点火つまみ、オーブンの扉、床…と、上から下まで磨きまくる。
昭和でアメリカンなガスコンロは部品が多く、デカくて重いから大変。
奥行きもあるのでオーブンのパネルなどは背伸びして拭いている。
こういう作業を黙々とやりながら、気がついたら考え事をしている。
あいかわらず。
本当に私にはこういうのが合っているのだなぁと改めて思う。
以前はコンロがピカピカになると「あぁもう二度と汚したくない」と思って、それから数日は茹でる系の料理にしていたこともあったが、そういう狭さはいつの間にかなくなった。
また洗えばいいからね。
炒め物でも揚げ物でも、食べたいときに食べるのがいちばんおいしいんだしね。
そういう感覚を蔑ろにし、感性を意図的に鈍らせ、やがて感じなくても平気になってしまうのはイヤだ。
人は変わらないけど、変わる。
変わるけど、変わらない。
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