Melinda & Bill Gates のインタビュー(参照)の翻訳に関わった。
急な依頼で数日のうちに仕上げることになったが、意味の特定ができない箇所がいくつか含まれており、思ったよりてこずった。
ま、それはいいとして。
オトナというのは、社会人というのは、こういうことなんだよなぁと思った。
スケールが大きすぎるので想像力を要するけど、姿勢として学び、近づこうとすることぐらいなら、私たち庶民にも十分にできる。
私は特にMelinda Gates について、これまで食わず嫌いみたいなところがあったのだが、この機会に彼女の講演を聞いたり、彼女に関する記事にざっと目を通したりして、「すごい人だなぁ」と思うようになった。
この人がBill Gates を作ったのだ。
彼女に選ばれたBill はエライ。
賛否両論、好き嫌い、是非のいろいろは、まぁいろいろあるとして、産業、経済、教育、医療、国際関係などさまざまな分野で夫妻が多大な貢献をしてきたというのは事実なのである。
私は彼らと同じ時代に生きたというだけで光栄に思う。
敵を作り、嫌われ、理解されず、反発される。
そんなことがしょっちゅう。
自分や家族の身に危険が及ぶことも珍しくない。
それでも、感情をコントロールし、体調を整えて、前へ進んでいく。
彼らのもともと持っている精神力がいかに強靭でも、絶対的なパートナーがいなければ、こうは行かなかっただろう。
私たちは彼らが巡り合い、化学反応を起こしてくれたことの恩恵に与っているとも言える。
輪廻的に言うなら、この人たちはもう人間には生まれ変わらないんだろうな。
私たちは彼らの最終回に居合わせている。