TED で行われ、公開されている、アメリカや世界の人々にとって大事なこと。
日本語字幕が公開されたら紹介しようと思っていたのだが、なんだか時間がかかっているようで、トークが発表されてから、もう3ヶ月近くが経ってしまった。
こういうとき、言語の壁を感じるよね。
3ヶ月あったら、結構いろいろ変わっちゃうよ。
日本語で書かれた関連ニュースは量も中身も全然足りていないが、本編へ誘導するぐらいの役目は果たすだろう。
ただ、その本編がせっかく目の前にあって、誰でも手に取れるのに、言語のせいで、まるで限定公開のようになってしまうというわけだ。
「だから英語教育だ!」みたいなつまんないことを言うつもりはない。
日本にいれば、英語なんか要らないでしょとは思うんだよ。
字幕が付いたら、それを見ればいいんだし。
でも、この件に限らず、イマドキのいろんな動きに、日本にいる一般の人もいつの間にか巻き込まれてはいるわけで、自分が何にどう巻き込まれているか知る手段がないままに、身を守る用意もなく何ヶ月もの時差が生じるとなると、あんまり暢気なのも困るな、という気がしないでもないかもしれないこともなくはない。
さらに言えば、たとえばリテラシーとか情報の咀嚼力とか、意見や主張を発する意味だとか、世界に対する距離感とか、哲学とかモラルとか、愛国心とか責任感とか、言語以外にも壁がたくさんあって、どっちみち多くの人に伝わるものではないのかもしれないと思わないこともないわけではないとも言い切れないところもあるにはある。
ま、しょうがない。
がんばれ、ニッポン。
というわけで、残念ながら今のところはとりあえず英語がわかる人向けになってしまうが、ペロッと貼っておく。
タイトルは私の訳なので、仮題と思っていただきたい。
まずは、こちら。
Edward Snowden: Here’s how we take back the Internet
(エドワード・スノーデン: インターネットの本質を取り戻すために)
そして、こちら。
Richard Ledgett: The NSA responds to Edward Snowden’s TED Talk
(リチャード・レジェット: TED でのスノーデン氏の発言に対するNSA の反応)
ネタバレになってしまうけど、NSA の幹部3人が深々と頭を下げ、おびただしいフラッシュの中、棒読みで「このたびは国民の皆様に多大なるご心配をおかけし…」と謝罪するシーンはない。
スノーデン氏の方も、涙を浮かべて「情報収集は、あります」とか言ったりもしてないよ。
さ、みんなで考えよう。