Commencement

卒業式に行ってきた。

先週までそんな予定はなかったのだが、日本からいらっしゃるRさんのお母さまの付き添いという名目で、急遽、参加することになった。

そうと決まってから、ふと気づいた。
今回修士号を取得したRさんが出席する式は院生の卒業式。
そうか、ということは姉弟子Mと同期弟子Uの晴れ姿を見ることにもなるのか。
なんと不思議な巡りあわせ。
カミサマの粋な計らいなのだろう。

何の因果か私はこの式に過去二度も出席しているが、ゲストとして参加するのは初めて。
アリーナからステージを正面に見るのとは違い、今日は家族席から式の全体を見渡す。
ワイワイ喜んでいるうちに終わってしまうのとは違い、人生の大きな節目、大切な儀式としての卒業式をじっくり見る。

「多少延びたって、どうってことない」
「そもそも卒業なんて、オマケみたいなもの」
式が始まるまでは、そんな感じで距離を置き、今の自分とは直接関係のないイベントとして見ていたと思う。

ところが、卒業生が一人ひとり呼ばれて壇上にのぼるRecognition Ceremony の段になり、「PhD 取得者、起立」の声がかかった途端、気持ちが動いた。

あぁ、私もあそこにいるはずだったのだ。
そう思うと、寂しいような情けないような気分になった。

まもなく、ステージの手前に並ぶMとUの姿が見えた。
するとまた気持ちが動いた。
2006年の入学当初からずっと知っている二人。
いろんなことを一挙に思い出した。
二人とも、ここまでの道のりは決して平坦ではなかった。
でも、二人はやり遂げた。
壇上でHood を掛けられ、博士となった二人の姿に、祝福と尊敬の気持ちが溢れて止まらなくなった。

よかったね。
本当によかったね。

「次はemi の番だよ」と、会う人会う人に言われる。
今までだったら、「いやぁ、どうかな」とかなんとか、いいかげんに返していた。

次は私の番。
うん、そうだね。

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