先週から私の部屋は工事中。
先週水曜日の早朝、メンテナンスがやってきて起こされた。
「階下で水漏れしているので点検」だという。
が、うちのキッチンもバスルームも異常なし。
おじさんは下と携帯で連絡をとりながら、水を流したり止めたりしてみるも、原因究明ならず。
お昼前に出かけて午後に戻ってみると、キッチンに脚立と大柄のおじさんが3人。
日頃は私一人で広いと思っているキッチンだけど、こうなるとギュウギュウだね。
彼らの土足には慣れているけど、そのまま調理台に乗られているのを目撃し、さすがにちょっとギョッとしてしまった。
キッチンの壁に穴が空いている。
水漏れはキッチンとバスルームの間の壁の中、水道管からの漏れが原因とわかったらしい。
キャビネットを外し、壁をはがして…の大事となった。
工事が終わり、おじさんがある程度の掃除をしてくれたが、もちろんその後、自分で別途掃除しないと気持ちが悪い。
キッチンもバスルームも床は泥だらけ、謎の小石があちこちに飛んでいる。
調理台やその周辺も念入りに拭き掃除。
工事の間、止まっていた水は再開してしばらく茶色だった。
水道管が錆びてたんだろうね。
急な工事で大変だったけど、この一件をはさんで、思いがけず水の出がよくなった。
特にお湯の量が増え、ちゃんと熱いのが出る。
今までは時々ちょろちょろになっちゃって、なかなかお湯にならなかったりしてたんだよね。
水道管が細くなり、詰まってたってことなのかな。
そして現在は壁塗り。
バスルーム側の壁も一緒に塗りなおしてくれることになった。
壁と天井の一部がヒビ割れてきてたのが気になっていて、私はバスルームの湿気でそうなったんだと思ってたんだけど、実はこれも内側の水道管のせいだったようだ。
今日はおじさんが2人来て、最終的な塗りをやってくれている。
ついでにキッチンのシンクも新しいのに替えることになった。
何度か出入りするうちに、おじさんたちと仲良くなって、「ところで、これだけど」と、シンクの話になったのだ。
隙間から水漏れしていたのを、私がシリコンやダクトテープで塞いでいるのを見かねて、「こんなのダメだよ」と。
私が、「こんな細かいことで文句をつけるのは気が引けて」と言うと、「いやいや、ありえない」「ちゃんとそれだけの家賃を払ってんだから、言わなきゃダメだ」「新品ピカピカのに替えるよう、俺が言っといてやるよ」という展開に。
あらあら、すみません。
ここでの生活はあとどれだけあるかわからないし、たまたまちょっと長引いているとはいえ、元はといえば「明日には挫折して帰国かも」の心意気。
なにしろ一時的な仮住まいというつもりなので、何のこだわりもなく、無頓着に暮らしているのだが、まぁキレイにしてもらえるなら、それに越したことはない。
そんなわけで、落ち着くまではまだ少しかかりそうだけど、全部お任せで、我が家は勝手に快適になっていく。
ありがたいことだね。