男と女

女の人が素晴らしければ、世の中はだいたいうまくいく。

私はフェミニズムやジェンダー論が苦手なので、普段はあまり刺激しないように気をつけているが、かなり偏った男尊支持者であることを隠してもいない。

男の人はエライ。
女の人は男の人を支えるのが良い。
単身アメリカで暮らしていても、異文化を経験していても、学歴が高くても、事業をやっていようとも、そういう古めかしい考えを変えずに持ち続けている人が世の中にはいるのだよ。

男の人の8割は、お母さんでできていると思う。
そして2割は奥さんでできていると思う。
計10割。
男の人のすべては女の人にかかっているのだ。

「良い嫁を持っている政治家を好む」という人もいるが(参照)、それ、大いにアリだと思う。
男の人は嫁選びをするにあたり、それまでに受けたお母さんの影響をベースにするから、どういう奥さんを選んだかを見れば、どういうお母さんに育てられたかが透けて見えて、つまり、その男性がどういう人かわかるもんね。

ビジネスでもスポーツでも、研究の世界でも、成功していて人間的にも素晴らしい人の奥様は、まず間違いなく素晴らしい。
ここに並べるのは不適切だし、評価するようなことさえおこがましいけど、日本国の天皇陛下はものすごく素晴らしい方を御后さまに選んでいる。

男性の友人たちも、そう。
知り合った時点では独身で、後に結婚する場合と、知り合った時点で既婚で、後に奥様を知る場合があるが、いずれにしても相手の女性が素晴らしい人ならば、その人に選ばれて結婚できたという、その実績によって、男性の株はぐんと上がると思う。
その後は、心身のケアや各種サポートがついてきて、内助の功と呼ばれたりするが、それはまぁ言ってみれば当然のこと。
ちゃんと選べばそりゃそうなるさ。

友人が女性で、相手の男性と私がまだ会っていない場合も、この素晴らしい友人を妻にできるという運の良さだけで、夫になる男性のことが信用できる。

逆に、「これを選んじゃったかー」というのも、なくはない。
ま、そこが男女のおもしろいところというか、機微というか、それはそれなりに、その、楽しいこともあるだろうし、さ。
ほら、人間、修行を積むことも大事だし、ね。

安っぽいモテテクに引っかかったり、つまらないプライドやコンプレックスで選び間違えると、後々大変よ。
いつの時代も女性の方がちょっと進化が早いから、男性の側にできることはほとんどないけどね。
せいぜい運を天に任せて、素晴らしい女性に選んでもらえるよう、自分磨きに励みましょう。

そんな圧倒的不利の状況下でも、不公平な世の中でも、意地を張り、一生懸命がんばる男の人は、やっぱりエライ。

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