The Frick Collection (参照)に行ってきた。
お目当ては10月から開催中の特別展、Vermeer, Rembrandt, and Hals: Masterpieces of Dutch Painting from the Mauritshuis (参照)
(オランダの名画:マウリッツハイス美術館展)
本家改装中のおかげで、日本やアメリカでの“地方巡業”にたびたび遭遇できる。
ありがたい。
いちばん最初の Oval Roomで、いきなり”Girl with a Pearl Earring”(真珠の耳飾りの少女)。
この出迎えには驚いた。
他の作品も、当然のことながら期待を裏切らない素晴らしさ。
特別展に続き、Frickさんの邸宅を見学(参照)。
お庭から天井、調度品にもさっぱりと洗練された美しさがあり、華やかすぎず、重すぎず、とても素敵だった。
家族が丁寧に暮らしていた感じがして、ほっこりする。
意外なところに中国の壷や日本の漆塗りがあったりして、東洋の芸術のとけこみ具合に感心。
力強いところでは Turner の大作が向かい合わせにドドーン。
El Greco が、ダン、ダン、ダーン。
Thomas More や George Washington などの有名人がばばーん。
そんな中、廊下にさらっとMonet やRenoir が掛けてある。
シャレオツぅ。
個人的には銀製品の展示もよかった(参照)。
扱いの難しさから、ずっと人目に触れないところでひそかに保管されていたらしいが、近年の展示技術の発達でお披露目が可能になった、とのこと。
誰かの地道な研究が、こうやって実用につながって、私たちはその恩恵にあずかれるというわけだよね。
がんばろ。
というわけで展示にも建物にも大満足。
ハード面でこれだけ見事に一流がそろっている中、システムとサービス、スタッフなどソフト面が、軒並み三流以下なのがまったく不可解だが、そこの部分は早めに忘れることにしよう。
誰の目にも明らかながっかりポイントは省略するが、言語オタクから、アドバイスを一つだけ。
音声ガイドの日本語版はやめた方がいいよ。
翻訳も朗読も残念すぎて、鑑賞に障る。
今度行くときは、日差しのよく入る季節、混雑していない日に、手ぶらで、ゆったりと。
はじめまして、こうです。
いいものを見ると心が洗われた気がするのは私だけでしょうか?展示・建物に大満足されて行った甲斐がありましたね。次また行きたいと思えるのはかなり良かったのではないでしょうか。
また訪問します。
はじめまして。コメントありがとうございました。