失敗する。凹む。
で、どうするか。
American Express のコマーシャルでAngela Jia Kim (参照)が言う。
“If you don’t have resilience, game over.”
気になったので検索すると、このコメント、元はAmex Open Forum の『成功の秘訣』的なシリーズ物のビデオにあったもののようだ(参照)。
ビジネスの話ではない。
失敗のない人生なんて、ありえない。
挫折を知らない人は、失敗を認めずに記憶を塗りかえるか、失敗しそうなことには初めから近づかないようにして臆病に暮らしている。
虚勢を張り、周りを威嚇して、小さな身を精一杯膨らませてみせている。
自分より不幸な人、劣る人を探して安心したがる。
そんな生き方はつまらないということに本人もうすうす感づいてはいるけれど、そしてそういう闇を抱えていることは周囲にもバレバレなのだけど、そこから抜け出す勇気がない。
失敗はしてもいい。しなければならない。
「やっちまった」を認め、恥ずかしい思いを噛みしめる。
自分を責め、後悔し、焦る。
「もうダメだ」と落ち込む。
申し訳なさにつぶされそうになる。
ひっそり泣く。いったん絶望する。
でも、逃げない。
失敗を誤魔化さず、しっかり向き合う。
弱っている自分を曝け出す。
Resilience のプロセスはそこから始まる。
反省する。
やらかしてしまったこと、できないことは、きちんとあきらめる。
その上で、何ができるか考える。
味方が現れる。
励まされる。
シャンとする。
一歩を踏み出す。
ピンチをチャンスに、弱みを魅力に。
“Game over”にはしない。