Harvest Moon

日本では中秋の名月。
アメリカではHarvest Moon。

Harvest Moon とは秋分にいちばん近い満月のこと(参照)。
収穫を告げるお月さまなんでしょうね。

今年のHarvest Moonは9/18、日付としては中秋の名月の前日だったけど、まぁ日本とアメリカとは時差もあるし、Harvest Moon のピークは翌朝7時だったそうだから、同じ日ってことでいいよね。
同じもののこと言ってんだしね。

次に中秋の名月が満月になるのは2021年(参照)。
Harvest Moon は満月限定なので、ということは、この日米お月見が同日に重なることはしばらくないってことね。

ひんやり、キリッと引き締まった空気。
虫の声。
「秋の中日」な感じはたっぷりある。
そういう意味では、まだ夏っぽさが残る日本よりこっちの方が、季節的には合っている。

満月はあまり好みじゃないんだけど、まぁきれいな丸だし、模様までクッキリだから、見ちゃうことは見ちゃう。

ていうか、見る気がなくても見えるんだよ。
なにしろビガガガッと、ものすごい明るさだから、木や建物に多少隠れても、光が漏れちゃってる。
街灯や家々の灯りより、断然明るい。
まぶしくて、瞬きするとまぶたに残像が。
しかも低いし、デカいし。
存在感ありすぎでしょ。
「中秋の名月」ってのはたぶんこんな感じじゃない。
よく知らないけど、もっとほわんとしてそう。
アメリカの月は風情がないなぁ。

と、思ったんだけど。
昔の日本で見る月はひょっとしたらこのくらい明るかったのかも、と思い直した。
私は日本の田舎にほぼ行ったことがないので「月=遠くにぼんやり見えるもの」とイメージが固定していて、ニューヨークでもマンハッタンで見る月は「日本みたい」、Albanyで見る月は「アメリカっぽい」なんて言ってるけど、たぶんこの情報は誤り。

そうか、むしろこれが正統なお月見なのかも。

月を求めてキョロキョロするより、見るつもりがなかったのに、差し込む月の光があんまり強いので、つい顔を上げた、という方が風情がある。
うん、確かにこれだけ単独首位な感じで堂々と月が輝いているのを見ると、人は癒されたり、元気になったりするかもね。

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