忙しさを理由に予定変更しちゃう危険について。
自戒をこめて。
あらかじめ約束していたことを延期したりキャンセルしたりするとき、「あんなことやこんなことがあって、予定どおりに行きません。変更させてください」と申し出ることがある。
予定に変更は付きもの。
やんごとない事情はある。
が、「自分は忙しいので変更を許してください」と言うことにより、相手に以下のような言外のメッセージを伝える可能性について無頓着な人が多いように思う。
1. 「私は管理能力が低いんです」
あらかじめ予定が入っているのに後から予定を入れてしまうのは、スケジュール管理能力の問題。
予定した時点ではできると思ったのにできなかったなら、仕事量の見積もりに誤りがあるか、自分の能力を過大評価している。
デキる人は仕事量を正しく見積もり、自分の能力と時間に見合うよう、適切に計画し、実行不可能なスケジュールを立てない。
2. 「本当はそんなに忙しくないんです」
本当に忙しい人は、そう簡単に予定を変更しない。
他にも重要な案件を抱えていて、スケジュールが詰まっていると、ひとつ変更すれば、他も変更せざるを得なくなる。
新たな日程調整や連絡など、余計な仕事が増えるので、予定の変更はよほどの事情がない限り避けたい。
予定を簡単に動かせるということは、動かす先のスケジュールが空いているということ。
そして相手のスケジュールも同じくらい空いているという前提で、変更を軽く考えているということ。
3. 「私にとってあなたは重要ではないんです」
相手の都合を最優先しなければならないような場合、あるいは自分が是が非でも実行したいと思うような予定の場合、たとえ変更せざるを得ない事情が発生したとしても、なんとか予定を変えずに済む策はないかと必死で考える。
対照的に「ちょっと謝って変えてもらおう」と思う場合は、もっと楽しみなことが他にあるか、予定されている内容に気が進まないか、相手との関係をあまり重要と思っていない可能性が高い。
気をつけよっと。