今年もState Test の通訳・翻訳のお手伝いで、B小学校へ。
今回は3年生のHくんと5年生のTちゃんの算数のテスト。
1年ぶりに会うスタッフの皆さんはあいかわらずフレンドリーでとっても親切。
いかにも子ども相手の仕事の人たちって感じ。
ESLの担当教員Lを呼び出してもらい、再会のハグ。
たまたま同じタイミングで到着した中国語通訳のRと一緒に校内を案内してもらい、注意事項などを確認。
廊下にはテンションの高い子どもたちがいっぱい。
見慣れない大人がいるので一瞬「え?」ってなって、「あ、そうか、テストか」みたいに一人で納得してる子もいた。
Hくんは去年アメリカへ引っ越してきて、初登校の日がたまたまState Testの初日だった。
ご両親に連れられ、弟と一緒に先生を待っているところへ通りかかった私が「日本の方ですか?」と声をかけたのだった。
お兄ちゃんだからか、不安を隠して、「オレ平気だしー」をアピールしていたのが印象的。
私も準備などでバタバタしていたので、ご両親に軽くご挨拶をして、Hくんと弟には「がんばってね」と声をかけた程度だった。
1年経ち、テストの部屋へ入ってきたHくんは、あの時よりずっと落ち着いている。
「去年、チラッと会ったんだけど覚えてる?」と聞くと、「うん、最初の日だよね」。
おぉぉー。感激。
Hくんは「算数は得意」(本人談)とのことで、初めてのテストは順調に進んだが、分数が苦手らしく、ところどころ詰まっていた。
「分数さー、アメリカと日本では違うんだよね」。
ふーん、そうなんだ、と返しておく。
男のプライドは大事だからね。
制限時間をたっぷり残してHくんはテストを終えた。
といっても終了時刻までは教室へ戻れないので、なるべく静かにして待つ。
通訳Rと中国人の女の子が通りかかった。
女の子とHくんはESLでクラスメートらしい。
e:「中国から来たんでしょ?」
H:「あの男の人?」
e:「そうだね、あの人も中国から来たんだね」
H:「大人みたいに見える」
e:「…?」
H:「え、じゃあ(私を指差して)中学生?」
…イヤイヤ、なんでやねん。
e:「中学じゃない、中国だよ。チャイナ」
H:「あ、そうか」
そんなやりとりもありつつ。
また明日ー。