Dissertation Defense

姉弟子SのDissertation Defense に行ってきた。

Dissertation Defense とは博士論文提出後に公開で行う口頭発表と質疑応答。
博士号取得のための、最後の関門。
Advisor (私は『師匠』と訳してるけど本当は『指導教員』)、Committee members (審査委員)の他、基本的に誰でも参加できる。

今日のDefenseの日程がDepartmentの行事として正式に発表されたのは4/12。
Sは先月会ったとき「何とか今学期で終えたいけど、どうなるかわからない」と言っていたので、まずはDefenseが決まったことにお祝いのメールを送った。
するとすぐに返事が来て「超~~~~~ぉ緊張してる」。
気持ちはわかるけど、2週間も緊張しているわけにはいかないし。
リハーサルにつきあう約束をして、とにかくリラックスして過ごすように伝えた。

Sは2007年に出会ったときにはすでに「長いこと博士課程にいる人」だった。
仕事と家庭と学業を両立させつつ、師匠には「アメリカ人はビザの心配がないからなかなか出て行かない」と嫌味を言われながら、本当に長い道のりを少しずつ歩んできた。
一昨年のProposal Defense ではかなりシビアな経験をして、居合わせた私も辛くなるほどだった。

そのSが、いよいよ最終ステージに。
Sは年齢的にも経験的にも大先輩だけど、なんだか親心のようなものが沸いてくる。
会場に入ると、Sは予想どおりド緊張の様子。
声を掛けようと近くまで行ったのだが、すぐ近くにいても目に入らないようだったので、席について待つことにした。
準備が整い、もう始まるというときになって、Sはようやく客席を見渡す余裕ができたらしく、私を見つけてなんとも言えない顔で近づいてきた。
ハグをして、一言二言交わす。

発表中はSの緊張が部屋じゅうに充満しているような感じだった。
私を含むきょうだい弟子は大きくうなづいたりして、できる限りのサポートをする。

質疑応答に入り、Committeeの賞賛コメントを聞いた時点でSはもう泣きそうになっていた。
私も胸がいっぱい。

で、Committee の最終審査結果を待つ。
Uと目が合い、二人で同時にため息を吐いた。
「今度はあなたたちね」と皆が言う。
…まぁね。

結果は合格。
大きな拍手に包まれて、やっとほっとした顔を見せるS。
ま、Defenseってのは多分に儀礼的ではあるのだけど、それでもこれをやらないわけにはいかないからね。
こうしてSに博士号が授与されることが正式に決まった。

大仕事を終えたSは完全燃焼という感じで、プロジェクターなどの片付けもままならないような状態だった。
お疲れ、お疲れ。

Dは「いいなぁ、これで終わりかぁ」と言っていた。
わかる。
Defense は恐ろしいけど、これで終わりと思えば、なんとか耐えられるかも。
もう本当に早く終わりたいよぅ。

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