震災後、海外から寄せられた義援金が、国・地域別に集計され、発表された(参照)。
2012年末現在の日本赤十字社の集計*で、227億円に上る義援金が寄せられたそうだ。
その中には2011年に私たちJERAが行った街頭募金やバザーなどのイベントで集めたお金も含まれている。
寄付をしてくださった方、一人一人に改めて感謝したい。
協力してくれた国・地域は全部で179。
日本との国交、経済的なつながり、歴史的な背景、それぞれの国内の経済や政治の状態、日本に対する国民感情など、さまざまな難しい事情を越えた何かを感じさせる。
ありがたいことだ。
先日、DMVへ行ったときのこと。
私のパスポートを見て、インド人女性が「日本人なの?」と話しかけてきた。
「震災の後、様子はどう?」と。
彼女自身は日本に行ったことはないけど、親戚が日本に住んでいるらしく、いろんな情報を見聞きし、いつか行ってみたいと思っているとのこと。
日本のことを”Nice country”と言っていた。
私はインド英語に詳しくないので、彼女の本当に意味するところは正確にはわからないが、少なくともアメリカに住む外国人として、アメリカとは違う何かを日本に見てくれていることが、私はとてもうれしかった。
‘Strong’ ‘Powerful’ ‘Rich’ ‘Developed’ ‘Industrialized’ ‘Leading’ ‘Promising’ ‘Exciting’ ‘Attractive’ ‘Beautiful’ ‘Peaceful’ ‘Faithful’…
よその国を褒める形容詞はたくさんあるけど、’Nice’ というのも重要だと思う。
国でも団体でも個人でも、みんながSupport したくなるって、すごいこと。
困ったときに助けたいと思ってくれる誰かがいると思えば、だいたいのことは乗り越えられる。
*日本赤十字社のサイト内では『東日本大震災海外救援金収支計算書』(参照)が公開されており、各団体はアルファベット順に並べられている。
このデータは2011/3/16-2012/3/31の集計なので、記事の直接の情報源である「昨年末時点」のデータではないが、“金額別(多い順)ランキング”という書き方は「元データを記者が並べ替えて記事にする」という、よくある手法であって、日本赤十字社の意図ではないだろうと思う。
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