異論

自民党の教育再生実行本部が提言した“TOEFL案”に異論が続出したそうだ(参照)。

教育再生実行本部とは2012年10月に自民党内に設置された総裁直属の機関。
『我が国と郷土を愛する態度を養う』をモットーに教育改革を成し遂げるらしい(参照)。

11月には中間報告が出されており、そこには「大学入試の抜本改革」「教育委員会の抜本的な見直し」「『教科書検定基準』を抜本的に改善する」など、強い意思表明がなされている(参照)。
何回「バッポン」言うねん。

5つある分科会のうち、今回の提言案を作ったのは、おそらく『大学教育の強化分科会』だろう。
この分科会を率いる座長の山谷氏は発足当時に「大学のビッグバンを起こしたい」と述べている(参照)。

先月、英語公用語化で有名な会社の社長さんの提言を受け、「TOEFL、いいね!」ってな話になった(参照)。

で、「TOEFLを受験生や大学生に受けさせて、その成績を大学の受験資格、卒業要件にしようよ!」と言ったら、反対された。
記事から伝わってくる印象としては、「分科会的にはすんなりOKがもらえると思っていたのに、異論が次から次へと出て、強力なダメ出しに屈して、提言案了承が見送りになっちゃった」って感じ。

反対理由は
・米国の非営利団体が運営する試験を使うのはまずい
・英語よりも日本の歴史が大事だ

…そこ?

ま、ま、でもさ。
会合の雰囲気もトーンも反対理由も、全部まとめて誤報って可能性もあるからね。
だって、ありえないじゃん?
国の教育の大事なことを決めて、実行していく大人たちが、業務として集まっている場なんだよ?
居酒屋トークじゃないんだからさ。
もっとまともなやりとりはあったんだけど、記事に載ってないだけかもしれないじゃん?

目指すところは『英語教育の抜本改革』なんだぜ。
また「バッポン」言うてもうてるけど。

「異論」への2件のフィードバック

  1. 「受験生や大学生の英語能力検定のためのプログラムを作って運営する団体は、お役所が自前で作らなきゃ、天降り先が確保できないじゃん!」 ということなのかも ^^;)

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