文字起こし用ペダル購入。
これ、いい!
音声や画像を文字にする。
やったことのある人にはわかるだろうけど、これ、かなり根気の要る作業。
そして、ひと口に文字起こしといっても、その精度によってさまざまな段階がある。
たとえばこんな会話。
A: やっぱり日本を出たからこそってあるでしょう?
B: そうなんですよ
インタビュー記事など、一般的な対談の記録なら、この程度でじゅうぶん。
でも会話分析のように『対話のMicroanalysis』を行う場合には、こんなざっくりした文字化では役に立たない。
たとえば、このブログ上で表現できる範囲で、無理やり例を挙げるならこんなかんじ。
(ブラウザなどの都合により、期待どおり再現できるとは限らないけど)
A: ‘ppa[ri: (.4) ((quick glance at the door)) mmm
B: [((nod))
A: ni[hon [o: deta kara ko[so..tte [>aru deshoo<=
B: [hai [((clears throat)) [((nod)) [s-
B: =↑SOO: nan des yoo::
このレベルで文字化するためには、元の音声や画像データをちょっと進めて、止めて、書いて、ちょっと戻して、修正して、戻して、確認して、またちょっと進めて…という作業が必要になる。
一時停止、巻き戻し、再生、の繰り返し、プラス文字入力。
そのすべてを手だけで行おうとすると、マウスを使うにしろ、Fキーなどを使うにしろ、数秒ごとに行ったり来たりしなくてはならない。
この作業にかなりうんざりしていたところ、ふと以前F教授に見せてもらったペダルのことを思い出した。
当時は今より根性があったので、借りずに乗り切ったけど、いまや超へなちょこなので、助けになるものなら何にでも頼りたいのだ。
ささっと調べて、右・中・左の3ボタン一体型ペダルを購入。
3日後、到着してすぐにパソコンに接続。
左を巻き戻し、右を早送りにカスタマイズしてさっそく使用開始。
おおおー、快適。
音声操作は足がやってくれるので、両手を文字キーの上に固定しておくことができる。
こういうほんの少しのストレス軽減が、長時間の作業では効いてくる。
というわけで作業効率がぐんと良くなり、楽しくなった。
これで、もうしばらくはがんばれそう。
このウキウキが消えないうちに片付けちゃわねば。