TOEIC

TOEIC試験会場観察日記。

受験生の多くは早めに来て参考書や英字新聞を読んでいる。
イヤホンをつけている人はおそらく英語を聞いているのだろう。
机に顔を伏せている人は寝ているわけじゃなさそう。

細かいところを消せる『カドケシ』を持参している人が多い。
なるほど、マークシートだもんね。
ニッポンの文具は本当に世界一だと思う。

受付終了。受験生は全員着席するように指示され、『試験に関するインストラクション』が流れる。
このインストラクション(日本語)、早口。
うかうかしてると聞き逃してしまう。
リスニング問題の英語と同じくらいゆっくりしゃべってほしい。

で、休憩。
毎回思うけど、なんでここで休憩入れるのかな。
リスニングとリーディングの間に休憩を入れていた時代もあったような、なかったような。
途中休憩があったら集中力が上がって、みんなスコアが良くなるのにね。
この10分間でまた参考書を出して読んでいる人もいるけど、これから2時間緊張が続くんだから、ちょっとでもリラックスしておいたほうが効果的じゃないかと思う。
ま、人それぞれだからいいけどね。

休憩が終わると全員着席したところで『確認』。
さっきの『インストラクション』に従って一旦バッグにしまったはずの携帯電話と身分証明書をもう一度机の上に置けと言う。
みんな「えぇ、また?」って感じだったよ。
初めから「確認が終わるまで携帯電話は出しておいてください」ってことにしとけばいいのに。
ややこしい。

ちなみに携帯電話は電源を切った上で、試験監督者の目の前でボタンを押して「切ってありますよ」をアピールすることになっている。
細かいね。

『確認』後、いよいよ問題配布。
監督者が一人ひとりに「失礼します」とか言いながら配っている。
監督者のチーフらしいおじさんがマイクを持ち、注意事項を読み上げる。
「室温調整が難しいため、ご自身の服装でご調整ください」。
まぁね。
でもそれくらい言われなくても各自でなんとかするでしょうよ。

問題用紙には、○×✓や下線を含む、すべての書き込みが禁止されている。
4択だから消去法を使うこともあるだろうし、情報を読み取るのに線を引くくらいいいじゃない。
「見つけた場合は注意します」だってさ。
ケチー。

「試験開始は13時ゼロゼロフン、終了は15時ゼロイップンです」。
確かに黒板にも「試験終了 15:01」と書いてある。
その1分はなに?オマケ?と疑問に思ったが特に説明はなかった。
※気になったので終了後に質問してみたところ、今日の試験はリスニングが46分(通常45分)だったため、終了時刻を1分遅らせることが公式に定められていたそうだ。
ほー。

問題用紙、解答用紙が配られて、試験が始まるまで、また空白の時間が5分ほどある。
会場はしーんと静まり返っている。
試験監督者4名は、それぞれの腕時計を見ている。
13時になると同時にリスニング問題スタート。
チーフが放送担当らしい女性のほうを見て満足げにうなづく。
きっちりしてんねぇ。

どこをどう切り取っても、ザ・ニッポンの試験会場。
ちょっと異様に見えてしまうのは、私がすっかりアメリカにカブレたからかしら。ふふふ。

「TOEIC」への5件のフィードバック

  1. 「裸の王様」のストーリーを覚えているだろうか
仕立屋は、王様に新しい服を作ったと言った。実際は、仕立屋は何も作ってなんかいやしない。市民が「王様の新しい服だ!」と称賛を与えるなか、王様は裸で 歩きまわった。勇気ある子どもだけは、「王様は裸だ!」と叫んだ。そして市民は王様が裸である事実を認めた。これはまさに、英会話学校やビジネス英会話 コースで起きていることだ。エンターテイメントと、話す機会を与えはするが、本当にコミュニケーションが上達するようにはならない。

  2. 「裸の王様」のストーリーを覚えているだろうか
仕立屋は、王様に新しい服を作ったと言った。実際は、仕立屋は何も作ってなんかいやしない。市民が「王様の新しい服だ!」と称賛を与えるなか、王様は裸で 歩きまわった。勇気ある子どもだけは、「王様は裸だ!」と叫んだ。そして市民は王様が裸である事実を認めた。これはまさに、英会話学校やビジネス英会話 コースで起きていることだ。エンターテイメントと、話す機会を与えはするが、本当にコミュニケーションが上達するようにはならない。

  3. 英会話学校を比較する口コミサイトはたくさんある。たいていはいいコメントが載っているようだ。彼らは、いい先生がたくさんいるから高いお金を支払う価値があったなどと言っている。
    
東京で11年間英語指導の経験があるが、英会話学校やビジネス英会話コースに参加したことで、コミュニケーション能力が向上したという人には会ったことがない。もしかしたらいるかもしれないが、私は会ったことがない。
    
日本人はブランドが好きだ。盲目的にブランドネームを信じたがる傾向にある。もしかしたら、心理学的な理由も考えられる。商品やサービスに高額な学費を払ってしまったら、例えそれが満足いかないものでも、高いお金を払ったのだから間違いないはずだと思いたいのだ。
    
実際、英会話学校やビジネス英会話コースに行く人はだまされている。
証明するのは簡単だ。

イングリッシュスピーカーだってだまされことはある。でも、いったん目標がはっきりしたなら簡単にはだまされない。

  4. 私はクライアントをだまさない。私のクライアントはエンターテイメントに無駄金を払うのを良しとしない。彼らが必要とするのはコミュニケーションすることだからだ。

    
「英語を上手く話すこと」と「英語でコミュニケーションを上手く取ること」は決してイコールではないのです。

    アンセル・シンプソン

    ザ ソクラチック レビュー

  5. アンセル・シンプソンさま
    そうですね、ご意見に同感です。本文の内容と強引に絡めるなら、会場にいた真摯で無垢な受験生の多くは"TOEIC"と(TOEICの"IC"が意味するはずの)国際コミュニケーションをつなげて考えていないし、運営側はそこをうまく利用しているということが言えるでしょう。
    日本人の英語をどうにかするのは、本当に難しい問題です。

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