Rosetta Stone

空港にロゼッタ・ストーンのお店があったので寄ってみた。

Rosetta Stoneとは、これまで世界各国の500万人以上が使ってきたという超有名な言語学習教材。
超有名なんだけど、私自身は触ったことがなかった。
待ち時間はたっぷりあるし、こんなところで出会うのも何かのご縁。
デモンストレーションを見せてもらうことにした。

丸暗記などの練習や母語への翻訳をしないDynamic Immersion methodという独自のメソッドを採用。
基本的には自学自習用のソフト。
オプションでネイティブとのオンライン会話レッスンや、学習者同士で話す場が与えられる。
iPhoneなどモバイルにも対応。
いつでもどこでもレッスンできる。
そうはいっても語学のレッスンなので、電車の中や歩きながらってわけにはいかないだろうけど。

絵を見て言葉(というより概念)を理解させる。
営業的には特に「翻訳しない」を強調することになっている様子。
ネイティブ発音にこだわっているあたり、“ペラペラ=ネイティブに近づく”という言語学派生の学習法と、第二言語は第一言語と同じ方法で習得できるという考え方がベースになっていると見られる。

デモンストレーションだからかもしれないが、学習者にターゲットがわかりにくいなと感じられた。
ま、第一言語習得ベースだから、難易度はランダムでも問題ないんでしょう。
言語的にも教育的にも、質問したいこと、ツッコミどころがいっぱいあったんだけど、販売係相手ではただのイジメになっちゃうからやめた。

で、代わりに営業的な話を聞いてきた。
ワシントン・ダレス空港でいちばん売れているのはスペイン語、次いで中国語だそうだ。
買っていくのはアメリカ人が中心。
今ここで買うと特別に$100オフ。
30日の返品保証制度あり。
「じゃあ30日ごとに次の言語、また次の言語ととっかえひっかえして、1年で12ヶ国語を試すこともできる?」と聞いてみたのだけど、いまいち通じなかった。
そんな人、いないんだろうね。

ちなみに販売係の彼女の母語はドイツ語。
英語はまぁまぁ。
え?「まぁまぁ」?
世界ナンバーワンの教材が目の前にあるのに?

ところでなぜ『ロゼッタ・ストーン』という名前なのかな。
聞けばよかった。
公式サイトで探してみたけどその由来は見つからなかった。

モバイル対応など、コンピュータ・サイエンス面での開発が確実に進んでいるのはわかるが、学習面のメソッドは発売当初のまま受け継がれている。
そして、そのメソッドだけで30ヶ国語以上の教材を制作・販売している。
たいしたもんだ。

1992年に販売開始された教材が今日も売られていることについて、「長年にわたり根強い人気を誇る素晴らしい教材」と見るか、「20年以上も昔に開発されたメソッドにお金を出す人がまだいる」と見るかは個人の自由。
使い始めて20年も経過しているんだから、そろそろ世界のあちこちに、「ロゼッタ・ストーンのおかげで外国語ペラペラ!」という人が300万人ぐらいいても、おかしくないよね。

「Rosetta Stone」への2件のフィードバック

  1. The term Rosetta stone has been used idiomatically to represent a crucial key to the process of decryption of encoded information, especially when a small but representative sample is recognized as the clue to understanding a larger whole?

  2. Thanks for the info. However what I wanted to know was why the product had been named after Rosetta Stone.

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