ゆとり世代

平成世代(ゆとり世代)を活用する5カ条。
日経ビジネス2012年4月2日号より(参照)。

一、負荷をかける
一、成功体験を感じさせる
一、どんなスキルが身につくかを前面に打ち出す
一、画一的なキャリアプラットフォームは壊す
一、社外活動に理解を示す

この特集『平成生まれの衝撃:もう「ゆとり」とは呼ばせない』のメインとなっているのは新しい世代の“デキるヤツら”。
10ページにわたって、さまざまな分野で注目される「平成生まれ30人」が紹介されている。

大胆な発想、行動力、度胸、責任感、使命感。
こんな若者たちがいてくれるなら、日本は、世界は、まだまだ大丈夫。
これからますますよくなる。楽しみ、楽しみ。

…と気をよくして読み進むと、11ページ目(p. 38)には、『でも、大多数は「安全志向」』という見出し。
雲行きはどんどん怪しくなって、「9割以上の学生は受け身でおとなしい」(p. 43)という新卒市場の現状と問題点が浮き彫りとなり、大人の側の課題として上に挙げた“5カ条”を示して、記事は締めくくられている。

大人は大変ね。
自分のことや家族のことだけでも大変なのにね。
人は人でしか育たないから、大変だけどがんばりましょう。

20年ぐらい経って、この平成ゆとり世代が「ったく、最近の若いやつらは」と言い出すようになったら、この5カ条を見せてあげよう。
「キミたちはこうやって育てられてきたんだよ」と言ってあげよう。
彼らもまた、人を育てるときが来るから。

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