人と人とのつながりは生き物。
命あるもの。
その命を授かりにくい人がいる。
せっかく授かっても、産み、育てることができない人もいる。
求めて、求めて、やっと手に入れたつながりを、一時の感情で殺めてしまうことがある。
放置しているうちに栄養が不足して、気づいたときには死んでいた、ということもある。
つながりの亡骸がそこらじゅうに転がっている人生は、つながりをひとつも持たない人生より寂しい。
つながることはゴールではなく、はじまりなのだ。
生まれたてのつながりも、いくらか成長したつながりも、愛情をもって面倒を見てやらなければ生きていけない。
おなかはすいていないかな、ご機嫌はどうかな。
乗り越える力はついたかな、助けが必要かな。
だんだん手がかからなくなって世話することが減っても、油断は禁物。
大事に育て続けるために責任感も緊張感も失ってはならない。
立派に育ったつながりは恩義に厚い。
かかった世話以上の孝行をしに、いつか“親元”へ帰ってくる。
「立派に育ったつながりは恩義に厚い」 というのは、理屈でなく多くの事実が証明していますね。
そうですね。後からじんわりくるところがニクイですね。