Bok choy

チンゲンサイを求めて、中国人経営のアジアンマーケットへ。

ちょうど野菜を並べていたおじさんがいて、しかも珍しく英語が通じたので、「“チン・ゲン・サイ”はありますか?」とカタカナ中国語で聞いてみた。

「“チン…”何?」という反応だったので、あらかじめ用意してきたメモに書いた漢字を指差し、「“青梗菜”のことです。ありますか?」と尋ねなおした。

おじさんは「ちょっと待ってて」と言って、まず近くにいた魚屋のおじいさんに中国語で話しかける。
会話の内容はさっぱりわからないけど、二人とも困っているのはわかった。
すると乾物を陳列中のおばさんが脚立のてっぺんから、私に中国語で話しかけてきた。
男どもじゃ埒が開かないと見かねて助け舟を出してくれたんだろう。
「なに探してんの?XXXのこと?」と言ってくれているふうなのを、おじさんが「彼女は中国語が通じないんだよ」的に遮った。

おじさんは「ボスに聞いてくるよ」と言って、私のメモを手に親切にもわざわざ事務所へ聞きに行ってくれた。
うひゃー申し訳ない。

回答を待つ間、そういえば以前ここで、“トウバンジャン”を探したときもそうだったと思い出した。
“豆板醤”と書いた漢字のメモでは店員さんに通じず、たまたま自力で”Toban”という英語ラベルを見つけて事なきを得たのだった。
そっかー、日式漢字はかえって困惑の種なのだな。

おじさんがなかなか戻ってこないので、大根など、他に必要な野菜類を見繕ってカゴに入れる。
メジャー野菜のBok choyは各種そろっている。
これならアメリカ式の普通のスーパーでも買えるし、チンゲンサイが見つからなかったらこれで代用してみるか。

事務所から戻ってきたおじさんは、「ボスにもわからないってさ」とメモを返してくれた。
ごめんごめん、ありがとう。
探してるのはBok choyみたいな葉野菜なんだけど。
「へーBok choyみたいな…うちにはないようだな」。
ないならしょうない。
お詫びとお礼を言ってその場を去る。

車を運転しながらふと考えた。
で、Bok choyってなんだ?
あのチンゲンサイそっくりの見た目からすると、ひょっとしてあれこそがチンゲンサイじゃないのか?

で、さっき調べてわかった。
なーーーーんだーーーーー、やっぱりそうか。
白(pak またはbok)+ 菜(choy)。
特に日本語で“チンゲンサイ”と呼ばれているのは緑のもので、中国語では“上海白菜”、英語は”Baby Bok choy”のことだそうだ。
Wikipediaより)

くぅぅ、Baby Bok choyならいつも普通に見かけてるよ。
辛かったりしたらイヤだなぁと思って手が出せなかった。

日本語版Wikipediaには“チンゲンサイ”の項目があり、「和名はタイサイ(体菜)。白軸のものはパクチョイ(白菜)の別称もある。」と書かれている。
語源由来辞典によると
チンゲンサイは“青梗菜”の中国語読みであるチンゴンツァイに由来するらしいが、少なくとも今日会った中国人の誰も“青梗菜”を知らなかったよ?

ついでにこんな記事も発見。
『チンゲンサイと呼ぶな?!』
確かに、中国語の日本語発音アレンジはちょっと自由すぎる。
欧米から輸入するときに比べるとずいぶん強気だよね。

外来語はややこしい。

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