Expert

Expertになる怖さと、それを乗り越えること、について。

いつまでも新入りでいたくても、自分ではなかなかExpertiseが認められなくても、「ひとつのことを長い間やっている」というだけで、”No expert”を自称することは許されなくなってくる。

住み慣れた場所がどんなに居心地良くても、まだその準備が整っていなくても、そこを離れなければならないときが来る。
新しいIdentityがすぐそこまで迫ってきている。

自分がExpertだということをどうやって受け入れたの?と尋ねたら、Jはちょっと考えて、「うーん、徐々に徐々に、だと思うよ」と答えた。

最初は誰でもExpert扱いされることに戸惑う。
「私なんて」と否定したり、逃げたくなったりもする。
でも、自分の経験や知識を客観的に見て、「あ、私よく知ってんじゃん」「できるじゃん」と思えることを“証拠”としてひとつひとつ積み上げていくと、やがてそれが「自分のCompetenceだ」と認められるようになってくる。

「医学部を卒業したばかりのお医者さんは、内心はともかく、患者の前では堂々としているでしょう?そうしているうちに自信がついてくるものよ」。

うーん。
それはわかるんだけどなぁ。
私はどういうわけか経験が自信につながってこないのだよ。
たとえば師匠に大仕事を与えられても、それを無事にこなしたとしても、ただ運がよかったり、相手に恵まれたりしただけだとしか思えないから“証拠”がちっとも積み上がってこない。

すると「周りの人をもっとTrustしなさい」と言われた。
「周りの人たちは、あなた自身よりも先にあなたのCompetenceを見抜いて、あなたよりも正確にそれをEvaluateできているのかもよ」。
うぅーむ。

「あなたのJudgmentは常に他の人のものより正しい?」
いいえ。
「でしょ?それなら周りの人の評価を信用すべきじゃない?」。
うぅーーーむ。

「『周りが過大評価している』と感じるかもしれないけど、それと同じだけ、自分は過小評価しているかもよ?」。
うぅぅーーーーむ。

簡単に答えが見つかるわけでも、解決したわけでもないけど、なんとなく、楽になった。
少なくとも課題がはっきりしたような気がする。

本当はずぅっと“その他大勢”に埋もれていたいんだけどなぁ。
どうしてこんなことになっちゃったんだろ。

「Expert」への2件のフィードバック

  1. Expert になると、それに伴うリスク負担も大きくなるので、きちんと覚悟するか、あるいは 「この分野でなら、死んでもいい」 ぐらいに惚れ込むことが必要なんでしょうね。
    覚悟と惚れ込みのどちらかで (あるいは両方で)、えいや! とジャンプした人が、expert なのかも。
    いずれにしても、なかなか大変なことです。

  2. >takさん
    ありがとうございます。
    「えいや!」…なのでしょうね。うーん。唸ってばっかりです。

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