ひとつの事実は複数の情報に変わる。
情報が国をまたぐと別の事実に変わる。
久しぶりにキャンパスに行ったら、会う人会う人に「大丈夫だった?」と声をかけられた。
ありがたいことだ。
しかし、アメリカのニュースしか見ていない人は、ずっとNHKしか見ていない私とは違う情報を得ていて、困惑させられる。
ある程度は仕方がないけどなぁ。
やっぱりここから日本は遠い。
国際的な風評被害にならなければいいけど。
詳しくはまた折を見て。
個人が情報発信できる環境が整っても、日本をきちんと外国に伝えられる日本人は少ない。
外国語や異文化というものは、どういうわけか人を無責任にさせるところがある。
海を挟んだ伝言ゲームは、ちょっとずつの緩みがどんどん積み重なって、情報に“添加物”の入り込む隙を作る。
通信網がどんなに発達しても、上がるのは速度だけなのだろうか。
一人ひとりの英語力を向上させることは、私が思っていたより大事なのかもしれない。