まさかの時こそ

人の強さや弱さや優しさが、いつもよりダイレクトに伝わってくる。

非常事態というのは、人間の日常が露呈するときである。

車の運転をしたりお酒を飲んだときに“人が変わる”などというが、人はそんな簡単に変わったりしない。
もともと持っている性質が表に出るだけだ。
天地がひっくり返ったような状況の中、顕になるのは他でもない、普段の人柄。

その人が何を大事にしているか。
世の中をどう見ているか。
何に対してどういう行動を取るか。
つまりその人そのものがモロに出る。
日頃の観察が甘いと、驚かされたり傷ついたりするかもしれないが、まぁそれは仕方がない。
急に見えるとびっくりするだろうけど、嫌なヤツも悪いヤツももともといたんだからさ。
とにかく心が沈みがちなこんな時は、そういう輩になるべく関わらないようにした方がいい。

人間性が丸見えということは良い人も見つけやすい。
友達を増やすチャンスでもあるわけだ。
『まさかの時こそ真の友』というが、非常事態は“新の友”が作りやすい。

感情が真っ裸な今こそ、自分が「いいな」と思う人を積極的に見つけにいこう。
好きな人が増えるよ。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。