ビル・クリントンがやってきた。
(地元紙の記事&テレビのニュース)
うちの大学には”World Within Reach”というシリーズものの学生主催イベントがある。
今回のスピーカーはクリントン元大統領。
キャンパスへは任期中の94年以来2度目の来訪だそうだ。
1月末ごろだったか、このイベントの知らせを受け、「行けるかわかんないけど、タダだし」というかんじで、とりあえずチケットの申込みをしておいた。
後で聞いたがあっという間に“完売”だったそうだ。
で、先週まで忘れてて、「チケットあるけど誰か行く?」と声をかけたら、”YES!!!!!!!!!!!! Me, me, me!!”とJが即座に乗ってきた。
国家元首、それもアメリカ合衆国の大統領経験者として、すでに10年も各方面で活躍している人が、まだこんなに若くてアクティブで影響力があるというのは、なんと大きな財産だろう。
“The 42nd President of the United States, Bill Clinton”
ステージにクリントンが現れると、観客は全員総立ち、拍手喝采。
女子学生に”I love you!”なんて言われている。
「ゆうべヒラリーに『明日はAlbanyだよ』と話したら、『いいなぁ~代わってよ』と言われました」というツカミで講演は始まった。
上院議員時代のヒラリーのこの地域への貢献が紹介されると、また大きな拍手。
夫婦そろってモテモテだなぁ。
去年ハーレムでの昼食会に参加したLは、「今まで出会ったなかで最もintelligentな人」と言っていたけど、知性はもちろんのこと、その度量というか厚みというか、大人物の存在感とはこういうものかと思った。
オーラなんて言葉じゃ足りない。
4500人が詰め掛けた満員のホールの空気を、彼がひとりで飲みこんでる気がした。
Jは「マスコミが取り上げない話が聞けてよかった」と喜んでいた。
質疑応答もおもしろかった(その様子の一部)。
私は”Authenticity”という言葉の重みが印象に残った。
“カリスマ”と呼ばれる人に備わっているのは、Energy, conviction, and authenticity。
実行力と信念、そして、「この人なら間違いないな」と思わせる何か。