箱の設計をする人の頭の中って、いったいどうなってんだろう。
パソコンとかの精密機械の箱。
搬送中に衝撃を受けないように、とか、できるだけコンパクトに収まるように、など、きっといろんな条件があるんだろう。
平面の紙に切り込みや重なりを入れるだけで、あんな複雑な立体ができるってすごいよね。
私の脳は3D非対応なので、単純な菓子箱でも分解したら二度と戻せないぐらいなのだが、世の中にはあの芸術的な箱を作っている人がいるわけだよ。
たいしたもんだねぇ。
例のパソコン修理の件で今日“返送用箱”が届いた。
外から見たかんじではただの段ボールの空箱。
手前からフタをかぱっと開けるタイプ。
パソコンを送るわけだから、発泡スチロールとかの緩衝材が入ってるのかと思っていた。
が、中には透明フィルムを貼った段ボールのみ。
段ボールは周囲に折れ線がつけてある。
インストラクションに沿ってパッキングをやってみた。
段ボールの左右にある折れ線をいったん谷折りにする。
すると中央のフィルムがたるむ。
そのたるんだフィルムと段ボールの間にパソコンを入れる。
で、左右の谷折りを山折りにする。
するとフィルムがにゅいっと伸びながら張り、まるでパソコンがラミネートされたようになるのだ。
試しに動かしてみたけどパソコンはびくともしない。
ほほぉぉぉー。すごい。
あとは手前と向こう側の段ボールをくくくっと折り込むと、パソコンを置いたところを底として凹型の箱ができる。
それを元の箱に収めると、アラぴったり。
素晴らしい。
箱の工場見学に行ってみたいなぁ。