Presidents Day

明日は祝日。
ツッコミどころ満載の『大統領の日』。

“Presidents Day”というのは通称で、本名は”Washington’s Birthday”。
アメリカ合衆国初代大統領ジョージ・ワシントンの誕生日。

…ではあるのだけど、実はワシントンの誕生日ってわけでもない。
なんじゃそら。

ジョージ・ワシントンの誕生日は2月22日。
当然、最初は2月22日が祝日になっていた。
ところが1971年のUniform Monday Holiday Act(日本でいうハッピーマンデー制度)制定以降、この祝日は『2月の第3月曜日』になってしまった。
つまり毎年違う日になっちゃうわけだ。
誕生日なのに「だいたいこのへん」って。
ざっくりしてんなぁ。
ちなみに日本の天皇誕生日はハッピーマンデーになっていない(参照)。

通称”Presidents Day”と呼ばれるのは、上記の事情により必ずしも誕生日じゃなくなっちゃったから。
しかし「ワシントン=Presidentだから”President’s Day”」というのに抵抗を感じるアメリカ人もいる。
また、「同じく2月生まれのリンカーンを足して”Presidents’ Day”」という考え方もある。
たまたま近かったから二人まとめてって、どうなの?
ということは今後2月中ごろ生まれの人が大統領になったら混ぜてもらえるってことなのかな。
祝日に混ざるって。

さらにおかしなことにはこの”Presidents Day”、ワシントンの誕生日にもリンカーンの誕生日にも、絶対に当たらないようにできている。

ワシントンの誕生日は2月22日。
リンカーンの誕生日は2月12日。
2月の第3月曜は年により2月15日から21日の間。
惜しい!って、おい。
どっちもきれいに外れてるやん。

まぁ州によって祝い方を変えているようだし、結局、アメリカ教の教祖は『現』大統領だから、『元』大統領に思い入れがあるのは特定のファンだけなんだろう。
そういうところもアメリカっぽい。

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