センター試験 2011

毎年恒例のセンター試験英語だけ。
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筆記はやや易化、リスニングはやや難化というY予備校の分析に賛成。
本当、リスニングはレベルが上がったと思う。
筆記試験にも会話形式の問題が多いし、「文法や語彙はいいから会話会話!」という傾向はますます強くなってきているのだろう。

今回の筆記試験はおもしろネタが特になかった。
例年ひとつぐらいは、なぜか小粋な題材や、訳もなく個性を発揮しちゃってる問題があるのに。
残念。

ちょっと腑に落ちなかったのは第3問Aの“推測”問題。
見慣れないイディオムと難しい単語を出して、「いや、知らなくてもいいんだよ。推測で答えてくれれば」と、同じような意味になる語を選択させる。
ややっこしい。
それなら「空欄に入る語を選べ」でいいんじゃない?
イディオムをいくつ使うとか単語のレベルを保つとか、試験作成側の都合があるのかしらね。

また、最後の長文読解は問題がカブっていると思う。
問6は問1-4の焼き直しみたいになっているので、1-4を正解している受験者にはヒントになりすぎるし、不正解の受験者は惑わされてしまうだろう。

全体的に英語も内容も思いっきりアメリカ寄り。
リスニングでは特にそれが顕著。
やっぱり日本の英語教育はアメリカに向かってるのだなぁ。
全25問ずっと同じ声(男女各1人)だったし。
TOEICなどが推進している“多様化”とセンター試験は、どう折り合いをつけていくのだろうか。

で、私の成績は…。
筆記満点で今年こそ行けるかと思ったんだけど、リスニングで1問(問4)間違えて失点2。くー!
そうかぁ$1.50の10倍は$15か。
数字に弱い。

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