Dreamweaver

先週から大学の無料講座で、Dreamweaverを習っている。

今までいくつかウェブサイトを作ってきたが、どれも手探りでこちゃこちゃやってたらできたという偶然の産物。
だから二度と同じ操作ができなかったり、修正の仕方がわからなかったりする。

うちの大学のInteractive Media Centerでは、毎学期いろんなIT講座が開講されている。
ずっと受けたいと思っていたが、これまでそんな時間はどこにもなかった。
今学期から“いろいろ違う生活”が始まって、やっと受講できる身分になったので、DW×2とSEOの計3クラスに申し込んだ。

先週のDW初級クラスは満席だったが、今日の中級の参加者は4人だけ。
Midtermのこの時期に一回3時間の講座。
ドタキャンが増えるのは仕方ない。
てか、やっぱりクラスがあったら無理だよね。

講師のRはP教授のご主人として顔見知り。
なので親切なのは知っていたが、教えるのもものすごく丁寧。
どんなに初歩的な質問でもきちんと答えてくれるし、Rが一人ひとりの画面をチェックしながら進むので、初心者でも安心して受講できる。

アメリカに来てからというもの、私にとって『クラスに出席する』とは、『読み物をどっさり片付けて、自分なりの意見を固めて完全武装の状態で教室に入り、得も言われぬ緊張感の中、どこで発言するかを見極め、隙を見て突破口をつかむ、という戦闘体制のこと』と決まっていた。
こんなふうに『手ぶらで教室に入り講師の説明を待ち、言われたことだけをやって時間が過ぎる』という、“習い事系クラス”があったのだなぁ。
リラックスして座っているだけで新しい知識や技術がもらえる。
すごいシステムだ。

話好きのRは説明の間に“こぼれ話”をはさむ。
コンピュータ黎明期の名残がどう変化して、最新ソフトに至っているか、とか。
受講生の中には、「そんな古い話はいいよ」ってかんじの人もいるけど、私はこういう話、大好き。

パソコンの“パ”も生まれていない頃から、それ系のものに触っていた人が目の前にいるんだと思うと、なんだか今がとても貴重なタイミングに感じられる。
日進月歩のあらゆる局面を目撃してきた人が、ナマでその体験を語ってくれて、今もなお現役で最先端に近いところにいるんだ。
すごいことだね。

そうでなくても、多種多様なソフトを使いこなしてきたその道のプロが直々に使い方をわかりやすく教えてくれる。
いちばん使いやすいものを勧めてくれて、その中でも「これは知らなくていいよ」と選別してくれる。
なんてありがたいことでしょう。

で、おかげさまで、ウェブページ作りの基礎がわかるようになった。
せっかく習ったので、今まで作ったウェブサイトを修正しようかと思ったら、わざわざファイルを持ってこなくても、リモートで大学のソフトを貸してもらうことができるらしい。
家に居ながらにして自分のパソコンから、最新バージョンのDWやPhotoshopが使えるんだってさ。
素晴らしい。

アメリカの大学はこういうところがオトクだよね。
日本語版はソフトも講座もやたら高いからなぁ。
なるべくこっちにいるうちに習っておきましょう。

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