今日、卒業が決定したみたい。
なんでやねん。
先月末、Sさんに会ったとき、大学の事務から「卒業保留」の連絡がきたという話を聞いた。
卒業式を終えて数週間が過ぎて、いまさら「単位が足りない」という通知が届いたそうだ。
そもそも卒業の約2ヶ月前に締め切られる“卒業申込み”を、卒業式の出席者数調べだけじゃなく、卒業資格チェックに使えばいいんだよ。
単位が足りなければその時点でストップかけられるんだし。
学期が終わって成績も出揃って、卒業証書を作る段になって初めて単位数なんか確認するから、訳わかんないことが起きちゃうんだよ。
私などはこういうアメリカ的事務手続きに慣れっこなので、どうせすぐに解消されるだろうと思っていた。
案の定、Sさんの卒業は数日後にあっさりと認められた。
それからさらに数週間後。
今度は私の卒業にケチがついた。
昨日、なんの前触れもなく、コミュニケーション学部SecretaryのDからメールが届いた。
宛先はどっかの部署のJで、私と師匠のP教授と学部長のS教授にCCされている。
「emiは2010年春の卒業生です。
彼女宛にCOM502とCOM525の単位が不足していると手紙を送ったようですが、彼女は502を09年秋に受講し、成績はAでした。
525については彼女の博士課程での受講クラスを考慮し、S教授によって免除が承認されています。
この問題解消のために他に必要な情報があれば提供しますので、お知らせください」
そしてその翌日の今日、JからReply Allで、たった一行「学位を付与しました」との返事が届いた。
つまりどこかから私の卒業に待ったがかかったのを、Dがブロックしてくれたわけだ。
これまでの経験からして、夏休みの終わりに私がポストの奥にJからの手紙を見つけ、「っんだよーいまさら」と文句を言いつつ、面倒な手続に出かけ直接交渉してたらい回しに遭って、「じゃあ何だったんだ」ってぐらいあっさり解決する、というのが普通なのに、当の本人が手紙を受け取るまでもなく、問題が発覚して解決した。
あまりに意外でぽかーんとしちゃう。
なにはともあれDのような優秀なSecretaryがいてくれて助かった。
めちゃめちゃお礼を言っとこう。