夏休み最後のディナーを、ジャパニーズ・レストランで。
長年、日本食を提供してきた、友人KとSさんのお店は都合により7月に閉店した。
これで日本人が経営する日本食レストランは、この街からなくなったのではないだろうか。
が。
世の日本食ブームが終わったわけではない。
中華風日本食のI店はあいかわらず人気のようだし、S亭は日本人駐在員の間でもファンが多い。
去年モール前にドカンとオープンしたH店はメディアの使い方が上手そうだ。
ヒバチが有名なK店や、韓国風のK店・M店もある。
来年はダウンタウンに大規模なレストランが開店予定とか。
今日は新しくできたS店へ。
アメリカの田舎には“ジャパニーズ+XX”というスタイルの店が多いが、ここは“+タイ料理”のレストランだ。
照明落とし気味のおしゃれな店内はほぼ満席。
オーナーのDは気さくだがやり手っぽい。
まだメディアに紹介されていないということは、まったくの口コミだけでこの人気。
来週はいよいよ新聞に出ちゃうらしいので、予約が取りにくくなるかもね。
前菜のTiger Eyesが普通においしかったので、一瞬期待したけど。
やっぱり、そんなわけがない。
久しぶりにSushiを食べた。
このファッショナブルな盛り付け。
斬新な具材の組み合わせ。
独特のこってり感。
たとえば“今日のスペシャル”だった”Snow Mountain”というRoll (巻きsushi)は、エビのtempuraとマンゴーを巻いた外側に、蟹の身が“雪のように”降り積もって、さらにその上からトビコと謎のマスタードソースがかけてあった。
「日本から帰ってきたばかりなのに、日本食でいいの?」とお気遣いいただいたけど、逆に日本じゃお目にかかれないものばかり。
アメリカの外国料理部門としてがんばってくれる分にはまったく問題なし。
で、結果的に、“日本人にも高評価”ってことになっちゃう。
そうじゃあないんだけど、まぁいいか。