推薦状

先学期担当したクラスの学生Mから、推薦状の依頼メールが届いた。

過去に依頼してきた2人はまだ新入生で、私のクラスしか受講していない学生だったので、まぁ他に頼める先生がいないんだろうなと思っていた。
今回のMはもう2年もプログラムに在籍して、今春卒業した学生。
クラスだって15個ぐらい履修したはず。

I would be honored if you could [write a letter of recommendation], especially since you are the only person that was able to follow my process in the TESOL program over the past 2 years.
…そんなわけないじゃん。

それで、ふと思った。
ひょっとして推薦状を書いてもらうって、すごく頼みにくいことなのかもしれない。
忙しそうな教授にメールするのって、気が重いのかもしれない。
だとすると効力は激弱でも、友達に限りなく近い私に頼みたくなるのはわからなくもない。

私は一般的にいうところの“入りにくい店”や“話しかけにくい人”に対するセンサーが欠落している。
推薦状もこれまで8人ほどにお願いしたが、そう言われてみれば敷居が高いというか、頼みにくい方もいたような気がする。
ある有名な教授は推薦状の提出先をご存じなく、少し手間取ったことがあった。
「え?ベテランなのに?」と思ったけど、あれはめったに推薦状を頼まれることがないせいだったのかも。

あちゃー。そういうことか。
でも、ま、いっか。
どなたも二つ返事で快く書いてくださったし。

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